
樹木も果樹も、根が大切

根をよく見極めて栽培すると果樹も喜ぶ
果樹栽培、自ら植え付けた果樹の苗木が、
季節ごとに変化し成長していき、
花が咲き、果実をつける喜びは格別です。
わずかな空間を鉢やコンテナで育てるからこそ、
愛着も湧き、家族中で成長を楽しめます。
鉢やコンテナ植えでは、
どのように栽培するのが良いのか、
果実がたくさんつき、
より美味しいのかを調べてみました。
■果樹栽培、鉢植え コンテナで好結果
最大のポイントは、
いかに良い根を育てるか、なのです。
そして花が咲き、果実ができたら、
養分と水分を与えて太らせ、
糖度と味わいを充実させていきます。
タキイ種苗さんでは、「はなとやさい」という、
便利な月刊誌を出しています。
そちらで、力説されているのは……。
■果樹 好結果を産む根の条件
根は大きく分けて4つに分類されます。
1.地面に対しまっすぐ伸びる根
樹を大きく育てます。
2.浅い深さで横に伸びる根
花芽、樹を充実させます。
3.1と2の中間で斜め下に伸びる根
1.2の中間で、樹を生長させ、
枝、花、実を充実させます。
4.たこ根
地上部分に出た枝で、徒長枝を作るので、
植え付けや植え替えのときに、
できるだけ取り除きます。
この根のなかで、とくに3番目の、
斜め下に伸びる根を、
たくさんじょうぶに育てることが大切です。
この根を元気に育てることで、
花が充実し果実も大きく美味に育ちます。
鉢栽培のときに気をつけることは、
根っこを曲げたりせず、
根の本来の形と向きで植えつけることです。
根詰まりしたり、根がまいた状態では、
好結果は得られません。
鉢の中の根作りがうまくいけば、
地上での発育も良くなり、
おいしい果実を収穫することができます。