
セリの自生種

セリの花
セリ(芹)は、セリ科の多年草です。
シロネグサ(白根草)とも呼ばれ、
山や谷の湿地や田のあぜ道など生育する野草です。
谷や川に生える立性の水セリと、
田んぼ生える匍匐性の田セリとに分けられます。
葉は菱形で全体的に美しい緑色で、
とくに田セリは、冬には赤く色づきます。
花期は、夏から秋で、茎を伸ばした先端に、
傘状に小さな花をつけます。
芹(せり) なづな 御行(ごんぎょう) はこべら
仏座(ほとけのざ) すずな すずしろ
これぞ七種(ななくさ) 河海抄
と言われるように、春の七草のひとつで、
独特のさわやかな香りを持ち、
現在ではスーパーなどでも人気の野菜です。
注意したいのは、野外で採る場合、
ドクゼリと間違えやすいので、
土地の人に確認して採取してください。

セリのポット苗
■セリ(芹)の育て方 栽培方法
日当たりの良い場所、
あるいは半日陰の湿った土地がのぞましいです。
発芽率は、やや悪いですが、
耐寒性があり、強く育てやすい山菜です。
暑さと乾燥が苦手ですので、
夏場には、よしずなどで日除けをすると、
元気に育ちます。
水やりをじゅうぶん行うことができれば、
屋内のプランターや鉢でも、育てられます。
病虫害では、
アブラムシがつくことがあるので、
発生したら早期除去してください。
収穫は、株ごと抜き取っても良く、
根元を残して摘み取れば、
次の若い芽が伸びてきます。
>>セリの苗を見てみる