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ナツメの実


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ナツメの花


ナツメ(棗)は、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木です。
ナツメの果実は生で食べるとリンゴのような風味です。

ドライフルーツとしても愛用され、
お菓子やお料理の材料として活躍します。

ナツメは、古来から、薬用植物としても育てられ、
解熱、利尿、強壮剤効果があるとされています。
ナツメを砂糖とはちみつで煮る蜜ナツメは有名です。


■ナツメの育て方 栽培方法

・植え付け
時期は、11〜12月あるいは3月ごろが適期です。
芽吹いた苗を植え付ける場合は、
根を崩さないようにそっと植えてください。

・用土
水はけの良い、やや乾燥気味の土で、
粘り気のある土を好みます。

基本的に土質はとくに選ばず生長します。
水はけの悪いときには、腐葉土などを漉き込むと、
もっと、元気に育ってくれます。

・鉢植えの場合
ナツメは過湿が苦手ですので、
鉢植え、プランター栽培では、落葉時期の水を控えます。
日当たりの良い場所を好みます。

ナツメの開花期は梅雨のころですので、
鉢植えでは、梅雨どきは軒下などに取り込みましょう。

・剪定
とくに必要としませんが、
1〜2月に混んだ枝を切る間引き剪定をすると良いです。

とくに、鉢植え栽培では、小枝が出ますので、
風通しや日当たりをよくするための剪定をします。

・肥料
鉢植えでは3月ごろに速効性化成肥料を与えます。
地植え、鉢植え栽培ともに、11〜12月ごろに、
牛糞や骨粉、鶏糞、油粕など、有機質肥料を与えてください。

・病害虫
ほとんどありません。
害虫ではナツメコガの幼虫がつくことがあります。
スミチオンで駆除できます。


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ナツメは鉢でも育てられる


■乾燥ナツメの作り方

ナツメは生のままいただいてもおいしいですが、
大量に収穫したときには、乾燥ナツメにしておきます。

ナツメの実を5〜6日ほど日に干して
30分ほど蒸し、もう一度、日干しします。

そのまま食べててもよいですし、
水で戻し、雑炊やケーキ、茶、ジャムなどお料理に使います。
砂糖なしでも、まろやかな甘味があります。

>>ナツメの苗を見てみる
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