
タカナ(高菜)の生長は早い

タカナ(高菜)のチャーハン、スパ、ラーメン、おにぎり……美味
タカナ(高菜)は、アブラナ科アブラナ属の1年草。
中国が原産で、「カラシナ」の一種です。
平安時代以前に育てられ、西日本で多く栽培されています。
タカナの品種も多岐にわたり、三池高菜、勝男菜、紫高菜、
柳川高菜、長崎高菜、筑後高菜、山形高菜などが有名です。
葉は厚みがあり茎は柔らかくてピリッとした辛味が特徴。
主に漬け物やその加工品に利用されます。
一回食べるとヤミツキになるおいしさです。
辛みの成分は、からしと同じイソチオシアン酸アリルです。

タカナはラーメン、スパゲティーにもあいます
■タカナの育て方 栽培方法
タカナのタネまき時期は、一般の温暖地では、
9月上旬から10月上旬です。
連作障害が出やすいので、いちど栽培した場所には、
1年間は栽培しないようにします。
・用土
タカナは、中性に近い弱酸性の用土を好みます。
酸性土壌では石灰を施し、よくすきこんでから栽培します。
・プランター栽培
プランターでも栽培できます。
標準プランターで5株育てられます。
高収穫をめざすなら、大き目の深型プランターで育てましょう。
・タネまき、間引き、定植
タカナのタネを用土にばらまきます。1センチほど覆土し、
軽くシャベルや手でおさえます。本葉が2〜3枚のときに、
10センチ間隔に間引きします。
タカナの栽培時期は長期にわたり、栽培、収穫できるので、
最終的に株間は20pくらいとると良いです。
この間引き菜も、サラダや味噌汁、スープにおいしいです。
タカナをポットで育てる場合は、タネを4〜5粒まき、
本葉3枚までに1ポット1本にし本葉4〜5枚で定植します。
・追肥
追肥は、定植後落ち着いたら、
本葉5〜7枚のころから1ヵ月間隔にしましょう。
・収穫
タカナの収穫は、年内にする場合は、
株が大きくなったら株元から切り取り一気に収穫します。
・越冬
冬越させて、翌年に収穫する場合は、
株の外側の付け根から、かきとって収穫します。
中心の4〜5枚の葉を残しておくと、葉がどんどん再生してきます。
このようにかきとると、6ヶ月間収穫できます。
タカナは、気温が5℃以上なら、冬期でも新芽が伸び大株に成長します。
春に、とう立ちしてきたら摘み取ります。
とうにも辛味があり、ナバナ(菜花)としておいしくいただけます。
春になったら、追肥をしてあげると、
株も元気で、収穫もできます。
■参考
・タカナ プランターの育て方
・高菜のレシピ
・ノザワナ(野沢菜)の育て方 地植え
・ノザワナ(野沢菜)のプランター栽培
>>タカナなど秋まき野菜のタネを見てみる