
イタリアンパセリ、お料理に人気のハーブ
イタリアンパセリ(Italian parsley, 伊Prezzemolo )は、
セリ科の野菜でパセリと同種のハーブです。
日本の一般的なパセリ(オランダゼリ)に比べると、
葉が平たく広がり、風味や香りがマイルドで、
クセが少なく食べやすいと人気の2年草のハーブです。
■イタリアンパセリの育て方と栽培方法
・タネまきと植え付け
イタリアンパセリのタネは、3〜5月、9月に鉢や箱にまき、
2ヶ月後(本葉5〜6枚以上)に定植するか、直まきします。
パセリ類は移植を嫌うので、できれば直まきにします。
イタリアンパセリのタネまきは、
株間を10cmほどとり、1ヶ所に3〜5粒ずつ点まきし、
好光性なので、薄く土で覆います。
用土は、ハーブ用の土や培養土が適しています。
そして、発芽まで土を乾かさないように、
新聞紙などで覆うなどしてあげます。
イタリアンパセリはタネからも育てられますが、
発芽まで10日以上かかり、生育が遅いので、
通販や種苗店などで苗を購入したほうが手軽に育てられます。
・日ごろの栽培管理
イタリアンパセリは、半日陰でも育ちますが、
じょうぶに育てるには、日当たりで管理します。
真夏の日差しは苦手なので、半日陰で栽培します。
冬の寒さには強いです。
北風、凍結しないところで越冬できます。
・水やり
用土が乾燥してきたら、
鉢底から水があふれるまでじゅうぶんにあげましょう。
イタリアンパセリは、乾燥が苦手なハーブですので、
夏は株元に腐葉土やワラを敷くと乾燥が防げます。
・肥料
イタリアンパセリは、元肥だけで追肥なしで良く育ちます。
葉が黄ばんだり元気のないときは、生育がよ薄めた液肥などで追肥してください。

イタリアンパセリ、花もかわいいけれど摘み取ります
・収穫時期
イタリアンパセリのタネまきから40日くらいで根がつき収穫できます。
株元2〜3cmを残して収穫していきます。
使うたびに取って使えば、常に新しい葉が収穫できます。
また一般のパセリと同様、乾燥、冷凍保存ができます。
しかし葉をたくさん取りすぎると、株が弱りますので、
1株につき10枚前後の葉を残すようにしましょう。
・そのほか
イタリアンパセリの花がつくと葉が硬くなりますので、
つぼみのうちに摘み取ります。
タネができてしまったら、保存しておくと、
次のシーズンにまいて楽しめます。
連作を嫌うので、土は換えてください。