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ケイパーの苗


ケイパー=ケッパー(caper)は、
フウチョウソウ科の半ツル性の低木です。
主につぼみを酢漬けやピクルスにして、料理に使います。

和名では棘風蝶木(トゲフウチョウボク)と呼ばれます。
ケイパーのつぼみや実、若葉の部分を採取し、
料理の薬味やサラダの付け合わせに。

スモークサーモンには、薄切りのタマネギといっしょに。
ケイパーを刻んでタルタルソースやホワイトソース、
バター(モンペリエ・バター)などに入れると抜群の味です。

ケイパーの葉の形、蝶のような花が愛らしく、
観賞用にも、人気があります。


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ケイパーの花

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ケイパーの成木


■ケイパーの育て方 栽培管理

・タネまき
タネから育てる場合は、2〜6月に、
できれば肥料の含まれていない,
清潔な用土にタネをまきます。
軽く土で覆い、たっぷりと水をあげます。

直射日光のあたらない場所で、
発芽まで乾燥させないようにします。
発芽後、徐々に日当たりの良い場所に移動します。

夏は明るい半日陰で風通しの良い場所、
夏以外は日当たりの良いところで育てます。

・定植と用土
本葉が出始めたら、肥料のある土に定植します。
土は 水はけの良い土を好みます。
地植えの場合、肥料や腐葉土を混ぜ込んでおきます。

・水やり
鉢植えの場合、土の表面が乾燥したら、
たっぷりと水を与えましょう。
多湿が苦手ですので、やや乾燥気味に育てます。

地植えの場合、晴れの日が続くときや、
葉に元気がなくなってきたら与えます。

夏は午前中の涼しい時間帯に、
冬は凍ることない午前中に水を与えます。

・越冬
ケイパーの耐寒温度は、0℃ですので、
それ以下の地域では、防寒対策をします。

寒い地域では、冬は室内に入れるようにします。
根が凍ると枯死する場合があります。
ケイパーの葉が落ちて枝が枯れても、
根が生きていれば春に発芽します。

・植え替え
鉢植えの場合、春か秋に植え替えをします。
古い土を軽く落とし、一回り大きい鉢に植え替えます。

同じ大きさの鉢に植える場合は、根を3分の1切り、
地上部も3分の1くらい切り取ってバランスをとり、
植え替えると元気でいてくれます。


■ケイパーの塩漬けのしかた

ケイパーを塩漬けにする場合は、
硬いつぼみを一日陰干しして、
半乾きの状態のつぼみを清潔な瓶に入れます。
粗塩と層になるように繰り返し入れます。

最後は、ケイパーが見えなくなるくらいにたっぷりと塩をかけます。
何週間か経ち塩がとけてきたら味を見てください。
使うときには水につけて塩抜きをします。

白ワイン・ビネガーに漬け込んでも美味です。

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