
うどんこ病は、キュウリ、トマト、カボチャなどの葉の表面が、
白い粉を散らしたようになり、そのままにしておくと、
ウリ科の野菜、イチゴ、ブドウ、麦類などにも伝染します。
ひどい場合には茎にまでも発生し、
葉は色が褪せて黄変して、株の生長が妨げられます。
うどんこ病は、胞子が風で散るので多くの植物に拡散します。
■うどんこ病の予防と対策
うどんこ病を予防するには、日照不足に注意し、
窒素肥料は少なめにして、
施肥を適切にして葉が茂り過ぎないようにします。
うどんこ病は、乾燥すると発生しやすいので、
水やりはこまめにしましょう。
株と株の間をあけたり、
茂った部分を間引き剪定し、
風通しをよくするのも効果的です。
土壌の排水性を良くし、
根がじょうぶに育つようにしてください。
連作を避け異なる種類の作物を輪作するようにします。
うどんこ病が、激発した場合は、
発病した植物を、すべて取り除き焼却して処分します。
■うどんこ病にかかったら?
うどんこ病の初期に発見できれば、
粉のついている葉を取り去り処分し、
感染を防ぎます。
食酢、牛乳を薄めたものを、
葉の表面と裏にスプレーして、
ようすを見てください。
うどんこ病が、まだ広がるようでしたら、
カダン セーフのような、
人体に無害の殺虫剤を使用すると安心です。