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連作障害が起きにくい接ぎ木苗


■連作障害とは?

連作障害は、同じ場所に同じ分類の野菜などを繰り返し栽培すると起こる、
発育不全や病気などが出やすくなる障害のことです。
連作障害は、忌地、厭地(いやち)とも呼ばれます。

連作障害を起こしやすい野菜は、とくに夏野菜に多く、
ナス科のトマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモや、
ウリ科のウリ、キュウリ、スイカなどが代表的です。

家庭菜園のいろいろな教本を読むと、
連作障害やその組み合わせにに注意して、
連作を極力しないように勧めています。

家庭菜園の狭い敷地やベランダのプランターなどで、
連作障害に関して、あまりに神経質になると、
せっかくの楽しみも半減してしまいます。

狭い土地でも、少し工夫をすると、
連作障害を効果的に防ぎながら家庭菜園の楽しみを満喫できます。
家庭菜園での連作障害 対策としては、接ぎ木苗を使うことです。


■接ぎ木苗とは?

ナス、トマト、ピーマンなどナス科と、
キュウリ、スイカ、メロンなどのウリ類に、
接ぎ木苗を利用した栽培ができます。

接ぎ木苗は、病害に強い種類を台木(だいき)=根っことして、
それに普通に栽培される苗を接いだ苗です。
一般の苗(自根苗)よりも少し値段が高くなります。

しかし、病気に強く連作障害を防ぎ、
収穫期間が長いので多くの収穫量を得られます。
連作障害には、接ぎ木苗を使うのが一番安心な方法です。

接ぎ木苗を自分で作っている家庭菜園家もいます。
接ぎ木をする作業も難しいのですが、
接ぎ木後の養生がたいへん、ハードルが高いようです。

接ぎ木後の養生を行う設備面のコツがあるようです。
接ぎ木苗は、購入するのが早道ですが、
自ら接ぎ木をしてみたいかたには、
写真・図解果菜の苗つくりがたいへん分かりやすいです。
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