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セロリのプランター栽培は見ためもステキ


セロリ(celery、学名: Apium graveolens var. dulce)は、
セリ科の植物でオランダミツバとも呼ばれます。
葉、茎、そして根や実まで、余すことなく食用に利用できます。

セロリは、βカロチン、ビタミンB1、B2、などのビタミン、
カルシウム、ミネラル、食物繊維もたっぷり含んでいます。

ビタミンは、エネルギ−の代謝を良くし、
神経系を正常に保ちます。
がん予防、炎症予防、動脈硬化の予防、
便秘改善効果などの効果があると言われています。

スープセロリと同様に、ビタミンを多く含み、
独特の香りがあり香味野菜として人気があります。

家庭菜園で栽培した採り立てのセロリを食べると、
香りよく歯ごたえがシャキシャキとみずみずしく、
スーパーで売られているセロリとは、
まったく別物の食物に感じるはずです。


■セロリのプランター栽培

セロリはプランター栽培でも、大株に育てやすい植物です。

・タネまき
5月中旬から6月下旬、9月下旬から10月下旬にタネまき、
標準プランターに2条、あるいはバラまき、薄く土をかけます。

・間引き
発芽まで10〜14日、発芽したらハサミで間引き本葉2枚までに、
株間を2〜3cmにします。間引き菜はサラダにおいしいです。

セロリの本葉2枚で9cmポリポットに移植し、
乾燥しすぎないように遮光するか半日陰で育てます。

セロリを少量育てる場合は、園芸店の苗を利用しても良いでしょう。

・定植
セロリの定植は、8〜9月上旬で、本葉6〜7枚で、
標準プランターで3株栽培します。

このとき、プランターの土は中央に盛り上げて、
株は浅めに植えるのがコツです。

・用土
一般の肥料入り培養土でだいじょうぶです。
できるならば、3〜4割赤玉土や鹿沼土など、
重い土を混ぜ込んであげます。

・追肥
セロリの追肥は、定植してから10日に1回、配合肥料を与え、
中耕し、土寄せをしてやります。
セロリは肥料を多く必要としますので、追肥は少量ずつ、
数回にわたって与えるようにします。

・水やり
毎日欠かさず行い乾かさないよう、注意します。

・仕立て方
セロリの仕立て方は、とくに必要がありません。
心葉が立ったら、よけいな下葉をかきとります。
本葉十数枚ころからわき芽が出ますので、わき芽はかきとります。

・病害虫
病害虫の心配は、ほとんどありません。
もしアブラムシがついたときは、取り除いてください。

・収穫
セロリの植え付け後60〜70日で収穫できます。
外側から1枚ずつはぎとるか、株元から切り取ります。
採り遅れるとスが入っておいしくなくなるので、
早めに収穫しましょう。


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セロリは、ブーケガルニにも最適です


セロリの茎や葉は生食が美味です。
そのほかにも漬物、佃煮、中華風炒め物、スープ、シチューなど、
肉料理の香味野菜として重宝します。
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