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ヒマワリ、夏の花、決定版!


ヒマワリ(Sunflower,向日葵)は、キク科ヒマワリ属、
北アメリカ原産の一年草です。

丈が1〜3mにもなり、太陽のように黄色い大きな花を咲かせる、
真夏の花というイメージが強いヒマワリです。

今では品種改良が進み、様々な種類があります。
草丈20〜50cmの小さな矮性品種=ミニヒマワリなどもあり、
ベランダなどの限られたスペースで育てやすくなりました。

花は黄色が一般的ですが、
レモン色、赤褐色、黄褐色などもあり、
八重咲きタイプも出てきています。

大輪のヒマワリは花壇に、
ミニヒマワリは花壇、プランター、鉢栽培、
花粉が出ない品種は切花に、人気があります。


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八重咲きのサンゴールドも人気です


■ヒマワリの育て方

・栽培環境
日当たりの良い場所で育てましょう。
夏を代表する花らしく、ヒマワリは太陽がとても好きです。

じめじめとした環境を嫌いますので、
風通しの良い場所で、水はけの良い土で育てます。

・種まき
苗で販売されている場合もありますが、
種からでも容易に育てることができますので、挑戦してみましょう。

種まきの時期は4月〜6月の間です。
遅霜に当たらないように、
十分に気温が上がってから種をまきましょう。


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発芽も嬉しいです!


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失敗例=モヤシのようなヒマワリ


また、梅雨時に種まきをすると、日光が当たらず、
発芽後、モヤシのようになってしまいます。
梅雨入り前にまいたほうが、
がっしりとした苗に育ちます(東京標準)。

◎地植えの場合
植えたい場所の土を十分に耕します。
元肥、腐葉土、苦土石灰などを、
種まきの2週間ほど前に土に混ぜて、なじませておきます。

種は点まきにします。
缶詰の底などを土に押し当て、深さ1cm程度に凹ませます。

そこに3粒〜4粒の種を等間隔に置きます。
その上から土をかぶせ手で軽く押さえ、たっぷりと水を与えます。

株間は品種ごとにそれぞれ違います。
種の袋に、どれくらいの間隔を空ければよいか、
書いてありますので、よく確認しましょう。


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種袋をよく見ましょう


◎容器栽培の場合
まず使う容器は、深さのあるものを選びましょう。
ヒマワリは直根性といって、
太い根が下へ伸びていく性質をもっています。

そのため、根を張れるスペースが浅いと、
しっかりと地上部を伸ばすことができません。

プランターであっても、鉢であっても、
深めのものを選ぶようにしましょう。

容器の底が隠れる程度に、鉢底石を敷き、
容器の縁より3cmほど下まで土を入れます。

ここで使う土は、市販されている草花用培養土で十分です。
缶詰の底などを土に押し当て、深さ1cm程度に土を凹ませます。

そこに種を2粒か3粒、等間隔に置きます。
種の上から土をかぶせ手で軽く押さえ、
容器の底から水が出てくるまでしっかりと水を与えます。

容器栽培の場合も、地植えの時と同じで、
株間は品種によって差があります。

たくさん咲かせたいからと、欲張ってたくさん生やしてしまうと、
花が小さかったり、ひょろひょろと弱々しくなりますので、気を付けましょう。

大輪咲のものであれば、10号鉢に1株が限度です。
普通種でもせいぜい2株です。

ミニヒマワリであれば、30cmプランターで、
3〜6株ほど育てることができます。


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ミニタイプならプランターでもよく育ちます


・水やり
種をまいてから発芽までは、乾燥させないように注意します。

ヒマワリは少し乾燥した環境を好みます。
ただし、生育する時期は暑い季節ですので、
土の水分も早く蒸発してしまいます。

また、大きく育つ品種は、葉からも水分が出ますので、
より、土の乾燥が早く進みます。

また、容器栽培だと土の量が限られていますので、
地植えより乾燥の進みは早いです。

朝、土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えます。
夕方に土の状態を確認し、乾いているようであれば水を与えます。

容器栽培の場合は、容器の底から水が出てくるまでしっかりと与えます。
地植えの場合は、表面だけ湿らせても意味がありませんので、
しっかりと中まで染みるように与えましょう。

・耐寒性
耐寒性はありません。
十分に暖かくなってから種をまき、育て、暑い時期に花を楽しみ、
種ができたら種をとり、翌年にまた暖かくなったら種をまきます。


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独特の赤色のブラドレッド


・施肥
元肥の効果があるので、
種をまいてからしばらくは肥料を与える必要はありません。

本葉が数枚になり、生長の良いものを選んで、
それ以外を間引いた頃から、追肥を始めます。

緩効性の固形肥料を与える場合は、1ヶ月〜2ヶ月に1回のペース。
液肥を与える場合は、1週間〜2週間に1回のペースで十分でしょう。
追肥をし過ぎると、弱々しい株に育ってしまいますので注意しましょう。

・間引き
種をまいてしばらくすると、次々と発芽してきます。
その後、本葉が2枚〜3枚になった頃、間引きを行います。

生長の良さそうなものを選び、それ以外は抜いてしまいます。
抜く時に、残す株も抜けてはいけないので、
残す株の根元を少し押さえながら、他の株を引き抜きます。

難しければ、ハサミを使って、
地際から切り取ってもかまいません。

間引いた後、残った株がぐらつくことがあるので、
根元の土を少し押して、ぐらつかないようにしておきます。

・支柱立て
生長してくると、強い風が吹いたりした時に倒れることがあります。
高さが30cmを超える頃には、支柱を立てて倒れないようにしておきましょう。

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・摘芯
大輪ヒマワリや1本立てにしたいときは、
そのまま、何もせず育てます。

しかし、摘芯に適した品種や、
花をたくさん咲かせたいときは、摘芯しましょう。

本葉5〜6枚のときや花後に、摘芯して芽や花を摘むと、
脇芽が多く出て花がたくさん咲き、草姿が整います。

・花がら摘み
1株に1つ花をつけるタイプの場合は、花がらを摘む必要はありません。
1株にいくつも花をつけるタイプの場合は、
花が枯れてきたら花茎の付け根から切り取りましょう。

・増やし方
種で増やすことができます。
ただし、市販されている品種の中にはF1種というものがあり、
その一代だけ品種改良により確立された性質を受け継いでいます。

そのため、種ができにくい品種も多く、種ができたとしても、
同じ性質を受け継がないため、花色や形が変わったりします。

種を採取する場合は、花が枯れてから1ヶ月ほどそのまま置いておき、
種が十分に大きくなったら花を切り取り、陰干しして乾燥させます。

花から種をとり、押してみてしっかり硬いものを選びます。
缶などに入れ、涼しい暗い場所で保管し、翌年にまたまいて育てます。


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薬のビンは乾燥剤も入っていて種の保管に便利です


■病害虫
発芽した頃には、ナメクジに注意します。

ベト病やハダニが発生しやすいです。

ベト病は長雨などで葉に菌が感染し、起こる病気です。
雨で泥が跳ねあがって感染することが多いので、
株元をワラや腐葉土、バークチップでマルチングするなどして予防します。

ハダニは高温乾燥の状態を好みます。
水やりの際に株元だけでなく、
茎や葉、とくに葉の裏にも定期的に水をかけて予防します。

■参考
・ナメクジ退治法
・ミニヒマワリの育て方
・巨大ヒマワリ 栽培のコツ
・ヒマワリ プランター栽培のコツ
・ヒマワリの病気

(2014.05.21改訂)
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