レモンバーベナ、レモンの香りが
レモンバーベナの花
レモンバーベナ(Aloysia citrodora)は、
クマツヅラ科イワダレソウ属の落葉低木です。
別名コウスイボク(香水木)、
ボウシュウボク(防臭木)と呼ばれます。
アルゼンチン、チリ原産で、葉にレモンの芳香があり、
ハーブティーの女王と呼ばれる人気のハーブです。
レモンバーベナは、1年目の夏から秋に、
薄紫あるいは白い花がいっぱい咲きます。
関東では落葉しながら越冬し、春に芽吹きます。
2年目から木質化し、草丈1〜2mにもなります。
ガーデンのアクセントに利用したり、
鉢植えでコンパクトに育てて室内で鑑賞することもできます。
■レモンバーベナの育て方
レモンバーベナはタネが付きにくく入手しにくいので、
苗木を育てるか挿し木で増やします。
>>挿し木の方法、画像つきはこちらです
・栽培環境
日当たりがたいへん好きです。
レモンバーベナは、熱帯原産の植物で寒さに弱いので、
霜の心配がなくなる、春から初夏に育て始めるのが安心でしょう。
・用土
水はけの良い、少し乾燥気味でアルカリ質の土を好みます。
植えつける1週間前に、石灰を土に混ぜ込んであげると良いです。
・水やり
夏には乾いたらたっぷり与え、冬には乾燥気味に栽培します。
・肥料
肥料は、生長期の春と秋に追肥を行います。
・越冬
レモンバーベナは、耐寒性が弱いので、
冬にはマルチングするか室内に取り込むと安全です。
・剪定
春から秋の生長が速いので、
ときどき収穫や挿し木を兼ねて、
剪定してあげると樹形がきれいに整います。
ハーブティーの女王の味です
■レモンバーベナの利用方法
フレッシュでも、ドライでも使えるハーブです。
とくに春から初秋までは、フレッシュでお茶を入れると、
爽やかなレモン風味を味わえます。
フレッシュは、サラダ、マリネ、ドレッシング、料理のソース。
ケーキ、アイスクリームの香りづけに、
ドライは、ティーはもちろん、ポプリ、枕、入浴剤、
香料として利用できます。
収穫するときは、若葉のほうが香りが良いです。
レモンバーベナは、消化促進、強壮、神経の緩和の、
効用があるといわれてます。
>>レモンバーベナの苗を見てみる