マツリカ 一重、別名アラビアンジャスミン
マツリカ 八重、花びらが反る品種もきれい
マツリカ(茉莉花、Jasminum sambac)は、
別名アラビアジャスミンと呼ばれ、
モクセイ科ソケイ属の半ツル性常緑低木です。
アラビアからインド、ヒマラヤ、東南アジアに自生します。
白い清楚な花は、一重と二重の品種があり、
初夏6月ころから初秋9月頃に開花します。
葉と花のコントラストが美しく、
たいへん素晴らしい香りで、人気があります。
冬の寒さが少し苦手ですが、
育てやすい花木なのでお勧めです。
■マツリカの育て方
・栽培環境
マツリカは、日当たりが良く、
水はけの良い肥沃で軟らかい土を好みます。
春から秋は、日当たりの良いところで管理します。
冬は5度以上の温度で越冬可能ですので、
寒い地域では室内に取り込みます。
マツリカは、真夏の直射日光はで葉焼けすることもあるので、
ようすを見て日差しが強すぎるようでしたら、
半日、日が当たるところで栽培します。
・水やり
冬は控えめに管理し夏場は水切れしないように、
表土が乾いたらたっぷり与えます。
・剪定
花後に、軽く切り戻し剪定をします。
マツリカは、小さい樹のときは直立しますが、
生長するとツルのように横に広がる性質があります。
やや強く切り戻すか支柱を立てて栽培します。
・増やし方
マツリカの植え替えは4〜5月ころに行い、
増やし方は、株分け、あるいは6〜7月の挿し木がお勧めです。
・肥料
肥料は、生育期間中に置き肥をします。
・病害虫
病害虫は、とくにありません。
■マツリカの注意点
「ジャスミンティーは、マツリカの花弁を茶葉に混ぜ、
茶葉にマツリカの香りをつけ、ほとんどの花弁は取り除く」と、
書かれた資料もありますが、毒性があるジャスミンもありますので、
品種をよく確かめてくださいね。
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