
藤、妖艶

一才藤なら手軽に優美さを味わえる
フジ(藤)の木の剪定、
いったい、いつ、どこから、
剪定したら良いのか迷うことが多いですね。
まず、花後に豆鞘に栄養が取られないよう、
枯れた花房や豆鞘はこまめに取り除きます。
■フジの夏の剪定
フジの剪定は、夏季と冬季の2回行います。
夏の剪定は、木の形を作り、
花芽を多く付けさせるための軽い剪定です。
生長した枝のなかで、
じょうぶな短い枝に花芽を付けます。
放っておくとツルはどんどん伸びますが、
花芽が育ちにくいです。
フジに、翌年の春に咲く花芽ができるのは、
7月下旬から8月です。
元気で勢いのある枝は、
7月上旬くらいにツルの先端を切り、
ツルがそれ以上伸びないようにしてあげます。
小枝の元から4〜5芽残して剪定する要領です。
また、フジの小枝が多くなり葉が茂っている場合には、
重なっている枝や交差した枝など、
すべての枝や葉たちに、
日がじゅうぶんに当たるように剪定しましょう。
■フジの冬の剪定
フジの冬の剪定は、
木の形を整えるための本格的な剪定で、
12月ころ葉が落ちてから行います。
開花時期に樹形バランスが良くなると、
フジの花の美しさも格別です。
冬の時期には、フジの花芽と葉芽が区別しやすく、
花芽のほうが葉芽よりふっくらと丸い形をしています。
フジの花芽を確認したら、
1本の枝に花芽を3〜4個残して切ります。
冬に花芽が落ちるので少し多めに付けて剪定します。
枝脇から伸びた徒長枝や根元から伸びたツルを、
元から剪定しましょう。
上に広がらないように、外芽で切ります。
また、株元や幹から勢いよく伸びる枝=ヤゴが、
生育していたら、根から切り落とします。
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