
ツルバラの花つきも良くなる
花つきを良くする方法に、まず肥料のことですが、
肥料によって効き方が違うので、注意しましょう。
植物の苗のための肥料は、これから成長するのに,
重要な窒素成分の多いものがほとんどで、
新芽を生長させるのには有効ですが、
花つきを悪くしてしまうものもあります。
花が咲く時期になったら、肥料の見直しをして、
必要であれば肥料の切り替えをします。
肥料で市販のものは、袋にチッソ、リン酸、カリの割合が記されていますね。
一般的な化成肥料はこの含有量が、同率です。
花つきをよくするのはリン酸ですので、成分表示を見て、
リン酸の高い肥料を与えるのが良いでしょう。
果実、野菜のための肥料では、骨粉というリン酸の多い肥料もあります。
花つきを良くする方法では、次に、根切りが効果的です。
とくに地植えの庭木は、根や枝を伸ばす生長能力に力を奪われ、
生殖生長が制御されているものが多いです。
この生長を抑制するために、根切り、針金バンド、枝引きなどをしてあげます。
根切りは、スコップを地面に垂直に立て、
幹の直径の5〜7倍の距離で切ります。
針金バンドは、幹に針金をまくもので、1年くらいつけておきます。
枝引きは、公園などで見かけると思いますが、
枝をシュロ縄などで下方に引いてあげるものです。
マツ、バラなどによく行われます。