
サトイモの収穫は11月中旬から

サトイモ丸ごと茹でて食べるのも美味
サトイモ(里芋、学名:Colocasia esculenta Schott)は、
サトイモ科の植物で、マレー地方が原産と言われています。
茎の地下部分の子イモを食用とし、
葉柄も芋茎(ズイキ)と呼び食用にされます。
ジャガイモもそうですが、サトイモも、
深めのプランターで栽培することができます。
■サトイモの育て方
サトイモの育て方は、比較的やさしいです。
草丈、葉ともに大きく育つので、広さのある場所、
プランター栽培なら深型の大きいものを使います。
・植え付け時期
タネイモの植え付けは4〜5月です。
高温を好む植物ですから、
マルチングをすれば4月中旬から、
植え付けられます。
・栽培場所
サトイモは、連作が苦手ですので、同じ土での栽培は、
3〜4年以上は期間をあけてください。
乾燥が苦手ですので、湿気のある場所で、
半日くらい日が当たる場所が望ましいです。
サトイモは、高温多湿を好むので、
湿地の水田でも栽培できます。
排水の悪いところは、
排水対策をじゅうぶん行うようにします。
・芽出し
3月中旬から4月上旬に、
植え付けより1ヶ月早めに、
タネイモの芽出しをすると、
発芽が早く、そろって生長します。
タネイモを45℃くらいのお湯に1時間浸して、
芽を上に向けて土に置き、水をたっぷり与えます。
その上を穴をあけたビニールで覆います。
1ヶ月ぐらいで発芽するので、
芽が2〜3cmのころ植え付けます。
畝は平らに作り30cm間隔で、
軽く土をかけます。
・タネイモの準備
芽が出ている場合は、
真ん中の大きく強い芽を残し、
ほかは爪でかきとります。
・畑の準備、肥料
植え付けの1ヶ月前に、
1u当たり堆肥2kg、苦土石灰100gくらいを、
混ぜ込んでおきます。
元肥は植え付けの7日前までに与え、
よく耕して土と肥料を混合します。
施肥量は1u当たり化成肥料40gが一般的です。
うね幅は1.5m、排水の良い土地では平うねに、
悪い場合はやや高うねにします。
株間は70cm、植え付けの深さは6〜10cmくらいです。
・プランター栽培
サトイモの栽培で大型プランターの場合、
タネイモは、1〜2個、
深さはタネイモの1.5倍くらいに植えつけます。
用土は、野菜用の培養土が良いでしょう。
植え付け後腐葉土をたっぷりかぶせておくと、
乾燥防止にもなります。
腐葉土の上に化成肥料を与えておきましょう。
■サトイモの中耕と土寄せ
サトイモの植え付け後の育て方のポイントは、
中耕と土寄せです。
・5月下旬ごろ
本葉が2〜3枚のときに、
1u当たり化成肥料を30gを株元に施し、
除草、中耕をして軽く土寄せをします。
・プランターの場合
1株につき、ボカシ肥を2〜3個与えます。
タネイモから2本以上発芽したときは、
じょうぶな芽を残して、ほかは早めに除去しましょう。
土寄せと同じ時期に増し土をしてあげます。
・7月上旬から中旬
2回目の追肥と中耕、土寄せをします。
1u当たり化成肥料100gを、
株の回りに施し、土寄せします。
この土寄せが不足していると、
サトイモの肥大等が悪くなります。
土寄せ後、乾燥を防止するため、
敷きワラをするとさらに効果的です。
夏に乾燥が続くときは、
じゅうぶん水遣りしてあげます。
■サトイモの収穫
収穫は、11月中旬がメドとなります。
サトイモは、親イモに子イモをつけたまま、
収穫します。
茎葉を根際で切り取り、
イモのある場所を確かめてから、
スコップでまわりの土を掘り出し収穫します。
■参考
・サトイモの種類と特長
・サトイモの収穫と保存
・サトイモの育て方|元肥と追肥のコツ
・サトイモの栽培|タネイモが発芽しない理由は?
・サトイモ収穫、小さなイモしかできない理由は?
・ジャガイモの育て方 栽培方法 家庭菜園で美味な多収穫
・カボチャの育て方|地植えでおいしい大玉収穫!
・ヤマイモの育て方|パイプ栽培で収穫が楽に!
>>サトイモの種芋、苗を見てみる

