サクラ(桜)は、挿し木できるのか、その方法は?
って思ったことありませんか?
なんと、サクラは挿し木で増やすことができます。
ある植物学者によると、
だいたい300種以上ある園芸品種のうち、
1/3前後は挿し木が可能とのことです。
またサクラの収集家によると、
サクラの挿し木の成功率は、7〜8割ということで、
この高確率なら、試してみるかいがありそうです。
とくに挿し木をしやすいサクラは、
ヤマザクラ系統のものだそうで、
ソメイヨシノも挿し木で増えます。
■サクラ(桜)の挿し木方法
サクラ(桜)の挿し木の時期は、
3〜4月下旬新芽が動く半月ほど前か、
6月中旬〜7月中旬伸びた新梢を、
挿すのが活着しやすいです。
春は前年の枝、
夏はしっかりした元気な本年枝を選びます。
緑っぽい枝でも、木化した枝でも、
どちらでも挿し木で発根します。
サクラの枝の先から10センチほどのところを、
清潔なカッターやはさみなどで斜めにカットします。
カットした挿し穂を、
2〜3時間ほど清潔な水につけて水揚げさせます。
よけいな葉が多いと蒸発が増え負担になります。
しかし切断面は腐りやすいので余計な切断は、
控えるようにしてください。
挿し穂の切断面と、そこから数センチくらいまで、
植物成長促進剤(住友化学園芸の「ルートン」など)をつけます。
水をじゅうぶんに含ませた清潔な鹿沼土などに、
箸で穴をあけてからサクラをさしましょう。
根元が動かないように指で軽くおさえてあげます。
挿し床をビニールや新聞紙で覆い
発根するまでは土が乾燥しないように注意します。
挿し穂は、3〜4p間隔くらいでさします。
サクラの挿し穂は、根がないため風に弱いので、
風が強くなく、また直射日光も避けるような場所に置きましょう。
水は充分に与えますが、腐りやすいので気をつけます。
2〜3ヶ月でやっと発根する場合もあるので、
普通の挿し木より気長に待ち、
鉢上げも半年くらいでするのがよいです。
*ウメの挿し木とほぼ同様ですので、参考にしてください。
>>◎ウメ 挿し木の方法-図解
■参考
・挿し木(挿し芽・挿し穂)の方法 画像つき
・サクラの育て方 栽培方法 鉢植えや盆栽で
・一才桜 旭山桜の育て方 毎年たくさんの花をつけさせる
・サクラの園芸品種 画像付き
・サクラ 植え替え時期は?
・サクラの木の育て方
・サクラ 花が咲かない理由は?
>>サクラ 桜の苗を見てみる