
エニシダ(別名 ブルーム)は、
マメ科の落葉低木です。
エニシダは4月から5月に、
黄色い花をたくさん咲かせる、
高さは2mくらいの植物です。
鉢植えやコンテナ栽培に向く、
草丈の低い品種もあります。
鮮やかな黄色が春の庭や鉢花を、
華やかに演出してくれます。

エニシダの実
■エニシダの育て方と剪定方法
エニシダの育て方は、比較的やさしいです
・栽培環境
日当たりのよい場所で栽培すると、
成長も花つきもよくなります。
寒さには割りと強いので室外で冬越しできますが、
寒い地方では軒下に移動したほうが安全です。
・水やり
エニシダの水やりは、地植えのエニシダは、
一回根付けば水やりをする必要はありません。
鉢植え、プランターでは、
開花と花芽のつく時期の夏は、
たっぷりとあげてください。
そのほかの時期は表土が乾いたら、
たっぷりと与えるようにします。
冬は休眠期で生長しないので、
乾かし気味に栽培します。
・肥料
エニシダの肥料は、冬に油かすか緩効性肥料を、
株元に少し施すくらいでだいじょうぶです。
鉢植えは、冬と花後の1年に2回、
緩効性肥料を少し与えます。
・サヤ摘み
エニシダは、花後にサヤができ夏に黒く熟します。
放っておくと木の栄養が取られるので、
マメにつんでください。
◎剪定
エニシダの剪定は、若木のときは不要です。
年数が経ち枝数が多くなった木は、
混み合った部分の枝の付け根、
あるいは分岐点から剪定します。
太い切り口には、癒合材を塗っておきます。
翌年咲く花は7月下旬には、
枝の中で作られているので、
剪定は花の咲いた直後にするのが一般的です。
また、3月頃に伸びすぎた枝や枯れた枝を、
枝の付け根から剪定します。
こうすると新しい枝や若い枝の成長を、
促進することができます。
・増やし方
エニシダは、タネまきで増やします。
10月頃タネを採取し保存し、翌年3月にまきます。
元気に生長すると秋には草丈50〜60cmまで生育し、
3年目くらいで開花します。
エニシダは連作が苦手ですので、
植え場所に注意してください。
・病虫害
エニシダの病気は、ほとんどありません。
初夏にコガネムシが発生することがたまにあります。
発見したらすぐに駆除しましょう。
■参考
・エニシダ 花が咲かない理由は?
>>エニシダの苗を見てみる