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ジンチョウゲの赤系統、香りが良い


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ジンチョウゲの白系統、可憐


ジンチョウゲ(沈丁花)は、ジンチョウゲ科
ジンチョウゲ属の常緑性低木です。
チンチョウゲとも呼ばれます。漢名:瑞香、別名:輪丁花。

原産地は中国南部で、日本では、
室町時代に栽培されていたようです。
2月末から3月に開花するので、春の季語使われます。

ジンチョウゲは、人気のある常緑低木で、
花の香りがたいへんすばらしく、
庭木、生垣、鉢植えに、とても人気です。

主幹がなく枝葉が密生し樹形は半球形になります。
葉は長い楕円で厚く濃い緑で光沢がきれいです。
とくに葉の美しい園芸品種もあります。

3〜4月、強い芳香のある花を枝先に丸く塊状につけます。
現在、赤花品種から白花品種まで、バラエティーに富んでいます。


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ジンチョウゲ、庭木として人気です


■ジンチョウゲの育て方

ジンチョウゲの育て方は、やさしいです。

・栽培環境
肥沃でやや湿度のある土壌を好みます。
日当たりでも育ちますが、半日陰でも育ちすいです。
西日の当たらない場所に植え、
鉢植えの場合も夏は西日の当たらない場所におきます。

・植え付け
寒さがひどく厳しい時期以外の11月、2月ごろ、
水もちがよい場所に、高植えにします。
植え穴に堆肥や腐葉土をまぜておくと良いです。

ジンチョウゲは、移植が苦手なので、
地植えの場合は2〜3年したら移動はしないほうが良いです。

・水やり
露地栽培の場合、よほど乾くときでなければ、
水やりの必要ありません。
鉢植えでは、土が乾いたらたっぷりと与えましょう。

・剪定
手入れをしなくても、自然と球形に枝がそろいます。
枝が混み合うと風通しが悪く、
株元まで日光が当たらなくなりますので、
混み合った枝を根元から剪定します。

樹形をコンパクトにしたい場合は、
花後に剪定を行います。
いきなり切り詰めると樹勢が衰えます。

・増やし方
挿し木から増やします。
時期はは4月あるいは7月〜8月に行います。

枝を15cmぐらいに切り、湿らした赤玉土に挿します。
発根するまで土が乾かないよう管理します。

挿し木のときに猫がスプレーしにくるので注意してください。

・施肥
花後に等配合の化成肥料を株元に与えます。

ジンチョウゲが生長したら剪定前に、
堆肥や牛ふんなどの有機質肥料を与えると、
樹勢が良くなり花つきも増し、葉の緑も美しくなります。

・病虫害
ジンチョウゲの病害虫は、
アブラムシが出ることがあるので、
マラソン乳剤で消毒します。

■参考
・ジンチョウゲの病気と対策
・ジンチョウゲを移植するコツ
・ジンチョウゲ 鉢植えの育て方

>>ジンチョウゲの苗を見てみる
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