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アリッサム、愛らしく良い香り


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アリッサムは寄せ植えにも美しい

アリッサム(Sweet alyssum、
学名:Lobularia maritima)は、
アブラナ科ニワナズナ属、
地中海沿岸が原産の多年草です。
別名スイートアリッサム ニワナズナとも呼ばれます。

寒さ暑さに弱いため、秋まきの一年草とされています。
現在、耐暑性が強く大きな株で、
夏の間も休まず元気に咲き続ける、
「スーパー アリッサム(スノープリンセス)」という、
品種も生まれていて、人気を集めています。

小さな花が密に咲くので、寄せ植えや花壇、
グランドカバーなどに活躍します。

そしてほんのり甘い芳香が心地良く、
花色は、白、ピンク、黄色、紫などあり、
白が薫り高く育てやすいです。

花の盛りは、10〜12月、2〜6月くらいです。
草丈は低く、10pくらいで、
横に這うように広がっていきます。


アリッサム育て方 栽培方法

・タネまき
タネまきは、9月中旬〜10月が適期でえすが、
寒冷地では、サクラが咲くころが良いでしょう。

タネがとっても細かいので、
浅い鉢にタネまき用土を入れ底面吸水させるか、
ピートバンなどを用います。

発芽して、苗が育ってきたら、
ポットなどに鉢上げをし、定植をします。

・苗の選び方
園芸店でポット苗を選ぶときは、
節が詰まっていて葉色の美しい、
こんもりした感じがするものにします。

・定植と用土 
鉢植えやハンギング、花壇など、
どのようにしても美しく、楽しめます。

いずれも、赤玉土・腐葉土・燻炭を、
6:3:1くらいの割合で配合した土で植え付けます。

水はけの良い肥えたアルカリ土壌を好みます。
アリッサムは、移植が苦手なので、
根鉢をくずさないよう注意して植えつけます。

・置き場所
日当たりが良く、
夏は風通しの良い場所で育てます。
苗を冬越しさせるときには、
霜に当てないようにします。

・水やり
やや乾燥気味に栽培し、
土の表面が完全に乾いたら、
水をたっぷりあげます。

・肥料
肥料は、花期が長いので、
元肥を与え追肥も与えましょう。

真夏をのぞいて、週に1回液肥を与えます。
葉の色味が薄くなったら肥料切れのサインです。

・剪定
アリッサムの剪定は、1〜2月頃、
寒さで花が少なくなる時期に刈り込むと、
1ヶ月後に花が咲きはじめ、2ヶ月後に満開になります。

冬季は、葉が混み合ってる時は取り除いてあげます。
梅雨時に伸び過ぎた枝を少し取り除き、
夏の暑さと湿気対策をします。

・増やし方
5〜6月、9〜10月頃に、清潔な赤玉土などで、
挿し木してみてください。容易に発根します。

方法は、7〜8cmの挿し穂を作り、
下の葉を落として、水揚げをした後、
挿し木します。

・病虫害
アブラムシ、ヨトウムシ、コナガがつくことがあります。
株元にオルトランなどをまいて予防します。

アリッサムの花言葉は、「美に優る価値」「優美」「飛躍」

>>アリッサムのタネ 苗を見てみる

(2012.02.01改定)