

ラズベリー(キイチゴ、raspberry)は、バラ科キイチゴ属 の低木植物です。フランス語では、フランボワーズ(framboise)と呼ばれます。
ラズベリーは日本各地に自生する品種が多いですが、家庭栽培には欧米原産の改良種が適しています。
ラズベリーで育て方がやさしい品種は、立ち性のラズベリーやツル性のブラックベリーです。
耐寒性はラズベリーのほうが強く、ブラックベリーは少し弱いです。
ラズベリーは、涼しいところを好み、ブラックベリーは乾燥や暑さに強いので、
北国ではラズベリー、南国ではブラックベリーのほうが栽培しやすいと言われます。
■ラズベリー(キイチゴ)の育て方
ラズベリーの植え付け時期は、3月が最適です。暖地では、9月〜11月秋植えも良いです。しかし、たいていは、10月から梅雨入りまでに植えれば、問題はないようです。
ラズベリーの植え付け用土は、とくに選ばずやせた土地でもじょうぶに育ちます。できれば、元肥として緩効性肥料を施します。赤実ラズベリーは、乾燥と高温が苦手ですので、腐葉土やピートモスをすき込んだ水はけの良い肥えた土壌に植えてあげましょう。
追肥は2月ごろと収穫後に速効性の化成肥料などを与えてください。
さらに11〜12月ごろに寒肥として有機質肥料を与えます。2〜3年に1度くらいの間隔で石灰を与えます。
ラズベリーは、日当たりを好みます。しかし半日陰でも育てられます。寒さには強いですが、厳寒期の北風は避け、表土が凍るところでは、敷きわらをしてあげます。ラズベリーは、シュート(根元から育つ枝)やサッカー(地下茎を伸ばす枝)でどんどん育つので、なるべく広めの場所で栽培しましょう。
■ラズベリーの剪定方法と株分け
ラズベリーは、前の年に伸びた枝の先端に花芽がつきますので、基本的には剪定はしなくてもかまいません。混みあう枝の部分を秋に間引くくらいでだいじょうぶです。
しかし、放っておくと樹形が乱れ収穫量が減るので、ときどき下記の要領で仕立てなおしてあげます。
・1年目のシュート(根元から育つ枝)は、6月頃に切り戻しをし、わき芽を出させるようにします。
・秋に、古い葉や病気の葉を切除します。細い枝は力がないので、間引くように取り去ります。
・12〜3月頃に側枝を1〜3節切り戻します。
・ラズベリー収穫後に枯れた枝は12月までに地際から切り取ります。
ラズベリーの株分けは、シュートが多くついている株を選び、親株の根をほぐしシュートが2〜3本ずつになるよう地下茎を切り株分けします。植えつけ後、枝の先端を少し詰めておきます。
ラズベリーの収穫は、苗を植えつけてから1〜2年です。開花から1ヶ月くらいで、実に色がつき柔らかくなれば収穫できます。ラズベリーは雨に当たると味が落ちたり日持ちが悪くなります。雨よけができるところでは、したほうが安心です。
ラズベリーの病害虫は、とくにありませんが、灰色カビ病がたまに出ます。マメコガネやコウモリガなどの害虫がつくことがあります。
ラズベリーは、生食はもちろん、ジャムや菓子、ハーブティー、果実酒にしても、たいへんおいしいです。
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