kakinoki300.jpg


カキ)とは、カキノキ科の落葉樹です。
5月ごろに白黄色の花をつけ、
果実は秋に橙色に熟します。

カキは、カロチンをたっぷり含みビタミンCも豊富で、
健康に良い人気の果実です。

甘ガキは、暖地のほうが渋が抜けやすいです。
品種改良されて関東以西でも育てやすくなっています。
渋ガキでも、下記のまわしカキ(さわしカキ)にすれば、
甘みも風味も増し、とっても美味です。


カキ)の育て方

・苗木の植え方
カキの育て方は比較的容易です。
苗木を植える場合、その時期は、
11月下旬から翌年の2月下旬くらいが最適です。

カキは、樹勢が良くなりすぎると、実がなりにくいです。
根が深く張らないように、50cmほど下に、
ブロックや大きな石を入れると根が横にはっていきます。

カキの品種にもよりますが、
ほとんどの品種が1本で結実します。
しかし、受粉樹を含めて複数の品種を植えたほうが、
実りが良く品質も向上します。

カキは日光をとても好みますので、
植え場は戸外の直射日光下が適しています。

・水やり
水やりは、土の表面が乾けば与えて、
水切れには注意してください。
とくに鉢栽培では、
致命的になる場合があるので、注意しましょう。

・剪定
カキの剪定は12月下旬から3月くらいに行います。
>>カキの詳しい剪定方法は、こちらです。

・増やし方
春4月上旬に接ぎ木で増やします。
実生2年の苗を台木に、1年生の良い枝を挿し木に切りつぎします。

植え付けたばかりは、肥料を控えめにしますが、
2年目以降は堆肥や腐葉土を与えましょう。

・病害虫
病気としては、角斑落葉病、円星落葉病。
害虫は、ヘタミガ(ヘタムシ)、イラガが心配されます。

・摘果
カキの実がならない、落ちるのは、
6月頃であれば、受精できない実です。

実が多く着きすぎたときは、
摘果して減らしてあげると結実しやすくなります。
この摘果は、7月上旬に、一結果枝に一果をめやすに行います。

・おもな甘柿品種
富有、次郎、筆柿、禅寺丸、平核無、蜂屋など。


まわし柿さわし柿)の作り方

渋柿を収穫してヘタが乾く前に行います。
カキは、タオルなどできれいに汚れをとり磨きます。

トロ箱、厚手のビニール袋などに、
カキのヘタを上にしてきれいに並べます。
注射器(針なし)などで、
ヘタに果実酒用の焼酎(40度以上)を2ccほどたらします。

空気を抜いて封じて1週間ほど冷暗所で保存します。
とっても甘いカキになっています。
熟れすぎていたら凍らせて食べても、
シャーベットのようで美味です。

■参考
・初心者の果樹栽培|庭植え鉢植えで大収穫

>>カキ(柿)の苗を見てみる
 カテゴリ
 タグ