
ニオイスミレ、紫と白

ニオイスミレ、香る可憐な花
■ニオイスミレの病気
ニオイスミレは耐寒性が強く日陰でも育ち、
匍匐性でじょうぶに増える育てやすいハーブです。
大きな木の下や湿度の高い日あたりの悪い場所でも育ちます。
春になると驚くほど満開になって喜びを感じさせてくれる宿根草です。
ニオイスミレは堅強な植物で、ほとんど病気を気にする必要はありません。
スミレ属は株の寿命が短いので、
株分けして若い苗を栽培すると良い苗を保てます。
またスミレ類はどれも植え替えを嫌いますので、
株分けのときなどは、肥料の弱い清潔な用土で植え替えしてください。
肥料はあとからあげるのが根を傷めない植え替えのポイントです。
茂りすぎて変色した葉や茎、花の咲かないつぼみなどは小まめに取り除きましょう。
ニオイスミレは、猫が好みますので、
猫にマーキング=スプレーされないよう気をつけましょう。
スプレーされるとニオイスミレの生長が止まってしまいます。
あるていど高さのある場所や鉢に植えるか猫避け対策をするのが良いでしょう。
アブラムシが発生することがあるので、
セロテープなどで取り除いて、殺虫剤を薄くまいておくのが良いです。
>>猫避け対策はこちらです
■ニオイスミレの利用方法
ニオイスミレ、すっとした姿と小さな花がかわいいスミレです。
スイートバイオレットとも呼ばれ、甘い良い香りが魅力です。
ハートの形をした緑色の葉は常緑性で、
冬の時期も葉が生き生きとして、花を咲かせる種類もあります。
ニオイスミレを小さな花束にすれば、良い香りのプレゼントになります。
小さな花瓶に飾っておくとお部屋や玄関が心地良い香りにつつまれます。
紅茶やお酒に浮かべれば、美しい紫と香りを楽しめます。
ニオイスミレは、エディブルフラワーですので、
サラダのポイントにしたり、砂糖漬けにしてお菓子の飾りにも楽しめます。
ニオイスミレはさらに、花、葉、根は薬用効果があります。
ニオイスミレのハーブティーは、呼吸器の病気に効き、炎症に効果があります。
催眠・沈静効果があるので、不眠やイライラ感があるときは、
お茶やお酒にして飲むと良いですね。
>>ニオイスミレの育て方はこちらです