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ゼンマイ(薇、学名Osmunda japonica)は、
ゼンマイ科のシダ植物の多年草です。
デンダ、ヤマドリシダとも呼ばれます。

山野に自然繁殖し水気の多いところを好みます。
渓流や水路の脇などに自生します。
ゼンマイの新芽は美しいうずまき状で、
表面は綿毛で覆われています。

この綿毛は成長するとなくなります。
葉はシダ植物のなかでは切れ込みが少なく、
表面に艶がなく薄いタイプです。

ゼンマイは、山菜として食用にしたり、
立ち姿や葉がたいへん美しいので、
切り花や庭園での観賞用として活用されます。

ゼンマイとワラビの見分け方は、
葉の先端がくるっと丸まって綿毛に覆われているのがゼンマイ、
先端がこぶしのように丸まっているものがワラビです。


■ゼンマイの育て方

ゼンマイの育て方は、比較的容易です。
日向から半日陰の水はけの良いところを好みます。
元気で育てやすい山菜です。

しかし生長がやや遅いので、周囲の雑草などは、
取り去るようにしましょう。

ゼンマイは、過湿が苦手ですので、
梅雨の時期や周辺の排水に気をつけてください。

夏は直射日光を避けて、春先は日向がよく育ちます。
移植する前に、元肥として腐葉土などを漉き込んでおきます。

観賞するには、木の根元などに植え込むと育てやすいです。
病害虫は、とくにありません。 

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乾燥したゼンマイ


■ゼンマイの調理方法

ゼンマイの食べ方は、アク抜きして、
天日で乾かすのがいちばんおいしく一般的です。
4〜6月頃の新芽を利用しましょう。

ゼンマイの綿毛をはずし、重曹か木灰を加えた熱湯に一晩漬けます。
さらによく茹でて水にさらします。
ザルなどにとり天日に干します。

茹でたゼンマイを揉みほぐしながら乾燥させます。
ひっくり返しつつ3日干すと良いとされます。

干すことで風味が増した干しゼンマイは、
保存食として昔から大切にされていて、
100年保存できると言われています。

干しあがったゼンマイは、細い針金のようになりますが、これが絶品です。
干しゼンマイをもどすときは、干しあがるのと同じくらい時間をかけるつもりで、
鍋に水を張り火にかけゼンマイを入れて揉みながら熱くしていきます。

手が入れられない熱さになったら、また水から同じことを数回繰り返し、
最後に沸騰させて火を止め、そのまま一晩おいてできあがりです。

ほかに、ゼンマイを生のまま塩蔵にする方法もあり、
塩抜きをしたゼンマイはすばらしい香りで美味です。
ゼンマイの新芽は、おひたし、和え物、
乾燥したり塩蔵したゼンマイは、煮物、汁物、おでんが、とくにおいしいです。


■ゼンマイの栄養成分

ゼンマイは、β-カロチン、たんぱく質、ビタミンB、C、
食物繊維などが多く含まれていますので、
ガンや風邪の予防、便秘解消などの効果があるといわれています。
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