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花壇、切花、ドライフラワーに人気です


レースフラワーは、セリ科の一年草(二年草)です。
和名はドクゼリモドキという、恐ろしい名前がついていますが、
猛毒のドクゼリに似ているだけで毒はないとされます。

花はレースフラワーの名の通り、繊細でかわいらしいです。
背が高くなり、株の上の方で花を咲かせますので、
花壇の奥側で育てると良いでしょう。


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こちらがセリです


■レースフラワーの育て方

・品種
ホワイトレースフラワー(学名:Ammi majus)は、
セリ科アンミ属の耐寒性一年草です。
白い小さなの花が放射状に15cmぐらいの大きさの花群を作ります。
花壇、切花、ドライフラワーに人気です。

ブルーレースフラワー(Didiscus caeruleus)は同じセリ科の植物で別属です。
開花時の草丈が1m以上で、とても豪華に大きくなります。

開花時期は、4月〜6月です。
ホワイト、ブルー以外にも、ピンク、ブラックなどの色があります。 


見た目は同じような花の形ですが、厳密には同じ種ではないこともあります。
いずれにせよ、食用ではありませんので、口にはしないようにしましょう。


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ブルーレースフラワーや淡い紫も人気です


・栽培環境
レースフラワーは、日当たりの良い場所で育てます。
多湿が苦手ですので、風通しの良い場所で育てましょう。

矮性の品種もあるようですが、基本は背が高くなる植物です。
背の低いものの前に植えてしまうと、レースフラワーの陰になって、
日当たりが悪くなることがありますので、注意します。

・植え付け
タネからでも簡単に育てることができます。
まき時は9月〜10月です。

直根性で移植に弱い植物ですので、3号ポットに土を入れてタネをまくか、
育てる場所に直接まくようにします。 


発芽するまではあまり乾かさないように管理します。
本葉が出て土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるようにします。

ポットで育苗した場合も、
あまり株が大きくならないうちに植え付けましょう。

大きくなってから植え付けると、
根が傷んで枯れてしまうことがあります。

レースフラワーの苗を買ってきて植えつける場合は、
根鉢をあまり崩さないようにして植えつけます。

植え付けた後は水をたっぷり与え、
根付くまでは水を切らさないようにしましょう。
植え付ける用土は、市販のハーブや草花の培養土で十分です。


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咲きはじめの頃


・水やり
乾燥に強く、湿気に弱い植物ですので、
土の表面が乾いたのを必ず確認してから、水やりします。 


秋から春までは、水があまり蒸散しませんので、
地植えの場合はほぼ水を与える必要はなく雨だけで十分です。

鉢植えの場合も、屋外ならほとんど与える必要はありませんが、
あまり乾くようであれば様子を見て水を与えます。

また、レースフラワーを軒下などで管理している場合は、
土の表面が乾いたら、鉢の底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。

ただし、鉢皿に水が溜まったものをそのままにすると、
土が湿気てしまい根腐れの原因になるので、
その都度捨てるようにします。

・耐寒性
耐寒性はありますので、特に防寒などは必要ありません。
逆に耐暑性があまりなく、梅雨や夏になるとたいていは枯れてしまいます。

そのため、本来は二年草や宿根草でありながら、
日本では一年草扱いになっていることがほとんどです。

夏に枯れてしまっても、花の後にできるタネを秋にまくと、
また翌年の春に花を見ることができます。

・施肥
あまり多く肥料を与えない方が花付きがいいようです。
肥料を多く与えると株が大きくなるばかりで花付きが悪くなります。


元肥を与えた後は、ほとんど追肥をする必要はありません。
鉢植えの場合は、地植えよりも栄養の流出が激しいので、
3月頃に緩効性の肥料を少量だけ与えます。

その際は、窒素分ではなく、リン酸が多いものを選びましょう。

・栽培管理
レースフラワーは、冬の間は背が低いままですが、
だんだんと暖かくなってくると、ぐんぐんと背が伸びてきます。

花を咲かせる頃になると、1mを超えるほどになります。
茎はけっこう太くしっかりしていますが、強い風がふいたりすると、
倒れることがありますので、支柱を立てるようにします。 



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元気にどんどん咲きます

・増やし方
タネで増やすことができます。
花が咲いた後、花柄を切らずに置いておくと、
毬のような状態になります。

毬が茶色くなったら花茎から切り取り、さらに吊るして乾燥させます。
完全に乾燥したら、手でほぐして冷暗所で秋まで保管し、
またタネまきから育てましょう。


■病害虫

レースフラワーは、特に注意する病害虫はありません。
時々アブラムシがつくことがありますので、専用の薬剤で防除するか、
少量の発生であれば粘着テープなどで取り除くようにしましょう。

(2014.04.24改訂)
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