
ツワブキの美しい花
ツワブキ(石蕗、艶蕗、シノニム)は、海岸に生えていた野草で、日陰でもよく育ち、葉や鮮やかな黄色い花も美しく若い葉や茎をきゃらぶきなどとして食用にします。
ツワブキは、キク科ツワブキ属の多年草で、艶葉蕗(つやばぶき)、つまり「艶のある葉のフキ」から訛ってツワブキと呼ばれるようになったということです。日本の自生地は、福島県・石川県以西から四国、九州、琉球諸島。
ツワブキは、江戸時代から栽培され、斑入りのツワブキはたいへん珍重されました。花期は10〜12月です。
ツワブキの育て方は、容易です。
湿地でも乾燥地でも栽培しやすいですが、やや直射日光が苦手で、半日陰から日陰を好みます。
ツワブキを地植えにするのは3〜4月ごろが適しています。腐葉土を多めにすきこむと良いツワブキが栽培できます。
開花株などを購入する場合は、鉢植えのまま植え付け時期まで待って植え込むのが理想ですが、丈夫なので、真冬、真夏以外は植え付けてもかまいません。
追肥は、少なめに置き肥をあげるくらいが良いでしょう。
ツワブキは、若葉と茎を食用とします。時期は3〜6月頃がやわらかく、花やつぼみも食用となります。
ツワブキは、多年草で、花は30〜50センチほどの茎の上に、鮮やかな黄色の花が咲きます。
ツワブキの増やし方は、株分けで増やします。適期は植え替え、植え付けと同時期が良いです。葉を2〜3枚ほど付けて根茎を切り取り、植え替えます。タネから増やすことも容易です。
ツワブキの料理方法は、佃煮がおいしいです。
ツワブキの葉の部分は板ずりをしてからゆでるか、重曹を入れてアク抜きをしてから皮をむいて料理をします。アク抜きをした葉柄の皮をむき、しょうゆ、みりんで煮しめて佃煮にします。
油揚げやいりこなどを入れて煮物にしてもおいしく食べられます。
フキの育て方