ミツバ(みつば、三つ葉)の越冬方法ですが、ミツバは、耐寒性が強いので放っておいても越冬し春先に芽を出し収穫できます。
ミツバのタネを春にまいて、霜が降りるころまで根株を栽培し、地上の茎葉が枯れる冬に掘り出して催芽し軟白したミツバが年末に売られる切りミツバです。
冬に掘り起こした根株を溝に伏せて軟白させたミツバが、春先に売られている根ミツバです。
そのほか、スポンジにタネをまいて水耕栽培した糸ミツバなど、育て方や収穫時期の違いで、名前が変わってくるのです。
ミツバを越冬させつつ軟白させることは、家庭菜園でもできます。トロ箱やプランターで栽培する越冬方法です。夏の間は根に十分な栄養を蓄えさせて根を太らせていきます。
10月下旬〜11月初旬、茎葉が緑色のうちに別の容器に新しい土を入れ移植してください。中央に植え溝を作りミツバを1列に並べて植えつけます。芯に土をかけないように注意しましょう。
ミツバの新しい芽が育ち始めたら、1ヶ月おきに油粕、緩効性肥料をひとつかみ弱与えます。新芽が伸びるごとに少しずつ土を寄せていきます。芯葉に土をかけると生長がとまりますので、芯葉に土をかけないよう、徐々に土を寄せてください。
3〜4月になりましたら、ミツバのまわりの土を取り除いて地際から収穫します。少し手間がかかりますが、軟白させたミツバは、シャキシャキして美味です。
地際で切り取った株からは、再び新しい芽が伸び出しますので、根元が見えるよう土をよけて施肥してあげましょう。
■参考
・ミツバの育て方
・ミツバのレシピ