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モンステラ (ヒメモンステラ、ミニマ、学名:Monstera)は、
サトイモ科のつる(半つる)性観葉植物で、原産はアメリカです。

モンステラは、熱帯アメリカに約30種類が分布し、
ジャングルに生育するため、直射日光が苦手です。

いっぽうやや暗い場所でも育てやすく乾燥にも強い植物です。
葉に穴があいていたり深い切れ込みがあり、
葉の形がユニークで観葉植物として栽培される種類があります。
空気中に伸ばす根=気根がたくさん出ます。


■モンステラの主な種類

・モンステラ デリキオサ(Monstera deliciosa)(M. deliciosa)
代表品種で、葉は羽状深裂で穴があり、葉は80pにも育ちます。果実は食用になります。ホウライショウとも。
・マドカズラ(M. friedrichsthalii )
葉は全縁(切れ込みがない)で穴があり、ややコンパクトに育ちます。
・アダンソニーエ(Monstera adansonii)
観葉植物で一般的に育てられている品種です。「デリキオサ」に似ていますが、葉がやや小さく切れ込みが左右対称にはなりません。ヒメモンステラとも呼ばれます。


■モンステラの育て方

モンステラの置き場所は、最低気温10度以上のところが適します。
強い光線は苦手でレースのカーテンなどで日差しをやや弱めた窓辺や、
午前中だけ日差しが入る場所が望ましいです。

冬はエアコンなどの温風が当たらないようにし、
夜間の室温が下がりきらないように注意します。

冬から春は、乾燥しすぎないように木全体に霧吹きをし、
葉の表面の埃を濡れタオルなどでやさしく拭いてあげると元気に育ちます。

春から秋、気温が20度くらいになると生育が旺盛になります。

冬の室内管理で元気のなくなった植物は、
この季節に屋外の直射日光が当たらない半日陰に移動し、
水遣りと追肥をすると、とっても元気になります。

エアコンの風は苦手ですので、あてないようにしましょう。
モンステラは、一年中、室内管理するときには、
春から秋の生育期には、できる範囲で自然状態に近くすると良いです。
日照不足ですと葉が徒長したり、葉色が薄くなります。

モンステラの水やりは、土の表面が乾いたら、
鉢底より流れ出るくらい、たっぷりと与えてください。
受皿に溜まった水は捨てるようにし、根腐れを防止します。

モンステラへの肥料は、適温と光量があれば育ちますので、緩効性化成肥料を少量与えます。
あるいは水のかわりに薄い液体肥料を使っても良いでしょう。

モンステラが、生長して根がはみ出してきたら植え替えの時期です。
植え替えは7〜9月の高温多湿期が適宜です。

鉢から抜いた株はまわりの土を少し落とし、傷んだ根を取り除きます。
一回り大きな鉢に植え替え、伸びすぎた葉などは剪定するようにします。

モンステラの病害虫でとくに目立つものは、ありません。

■参考
・モンステラ 冬の管理は?
・モンステラの増やし方は?
・モンステラの育て方 詳細版