
山菜 みずの実
「みず」は、「赤みず」のことで、山の人たちや通のかたには、
とっても人気のある山菜です。
本名は、ウワバミソウ、ミズナ、トロロムカゴと呼ばれます。
沢などに群生して採取しやすい山菜です。
「みず」は、夏から秋にかけて葉の付け根のところに実をつけます。
これを「みずの実」と呼び、葉や茎より貴重な食材となります。
「みずの実」は山芋の実と同じように、
「むかご(肉芽)」と呼ばれたいへん美味です。
「みずの実」を採取後、
枝から「実」だけを残して葉をていねいに採取します。
栄養成分は、とくにビタミンC、
ガンを予防する働きや解毒作用があります。
また、さらにヌメリ成分の消化酵素ムチンが消化促進の働きをします。
「みずの実」は夏後半から、秋にかけて採取できますが、
ちょうどきのこのシーズンと重なるため、きのこは男性、
「みずの実」は女性というように採取する地方もあるそうです。
「みずの実」は、「あずき」くらいの大きさで、
葉の付け根に点々と4〜5粒つきます。
実のついている葉先部分だけをちぎって採取します。
採取して実と葉を分ける作業は、根気のいる作業です。
■「みずの実」のレシピ
「みずの実」は、独特のとろっとしたみずみずしい歯ごたえがあり、
とてもおいしく、一度食べると病みつきになります!
酒の肴にほかほかごはんにぴったり!
◎「みずの実」 の醤油一夜漬け
1.さっと水洗いします。
2.沸騰したお湯で20〜30秒ゆでます。
3.ザルにとり水気を切り粗熱をとります。
4.容器に入れて、酒1対醤油2、砂糖・塩少々、好みで、タカノツメ、みりんをひたひたに注ぎ一晩おきます。
一晩待てば、できあがり!
止められないおいしさです。
◎「みずの実」のちりめんじゃこ和え
1.みずの実を水洗いします。
2.沸騰したお湯で20〜30秒ゆで、水を切り風にさらします。
3小鉢に2を入れ、ちりめんじゃことぽん酢をかけていただきます。
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