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クロッカスは地植えでどんどん分球して増えていきます


■クロッカス 栽培データ

英名・学名 crocus
形態 多年草
原産地 地中海沿岸、小アジア
草丈/樹高 5cm〜20cm
開花期 2月〜4月
花色 黄色、白、紫、複色
栽培難易度(1〜5) 2
耐寒性 強い
耐暑性 普通(休眠)
特性・用途 耐寒性が強い、初心者向き



クロッカス(英: crocus)は、
アヤメ科クロッカス属の総称、園芸植物の名称です。

地中海沿岸からアジアが原産の、耐寒性球根植物で、
春サフランや花サフランとも呼ばれます。

花色は、黄色、白、紫、藤色の絞り咲きなどの、
さまざまな園芸品種があります。

花壇植え、鉢植え、プランターから水栽培まで、
ガーデニングに活躍し、育て方もいろいろ楽しめます。

クロッカスには、秋植えで春咲きの品種と、
夏植えで秋咲きの品種があり、
前者が一般に花壇や水栽培で育てる、
秋植え春咲きのクロッカスです。

後者の秋咲きの種類は、料理や薬用として使われる、
サフラン(Crocus sativus)のことです。
>>サフランの育て方


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■クロッカスの育て方

クロッカスの球根の植え付けは、
10月下旬から11月中旬ぐらいに行います。
クロッカスの育て方は、やさしいです。

・植え付け
日当たりの良いところのほうが、花つきが良くなります。
鉢植えの場合は、4号鉢に4〜5球、深さ1cm以上で、
球根1個分以上の間隔をあけます。

花壇に植え付ける場合は、水はけのよい場所に植え付けます。
肥料は球根を植え付けるとき、土の中に緩効性タイプの、
粒状肥料を混ぜ込んでおきます。

・発芽と開花
クロッカスは、12月〜1月ぐらいになると、発芽し始めます。
クロッカスは、とても寒さに強いので、
雪が積もってもじょうぶに栽培できます。

気候によって異なりますが、
2月中旬〜3月中旬ごろに開花します。

また、冬に枯れるタイプの芝生に植え穴をあけて、
クロッカスを植え付けておくと、
早春に枯れた芝生に花が咲き誇り、みごとです。

・水遣り
クロッカスの水遣りは、鉢植えの場合、
土が乾いたらたっぷり与えます。

花壇植えの場合は、球根を植えて根が張るまでの約1か月は、
土が乾いたらしっかり水やりをしましょう。


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早春を告げるクロッカス


・追肥
クロッカスの肥料は、開花までは元肥以外、必要ありません。
花後から葉が枯れて休眠するまで、1〜2回液体肥料を与えます。

・植え替え
クロッカスは、古い球根の上に新しい球根が増えていきます。
地植えで植えたままで毎年花を咲かせる場合には、
4〜5年経つと球根が増えすぎて過密になり、
生育と花付きが悪くなります。

一度掘り上げて球根を分球して、
秋に植え直してみてください。
また、元気にしっかりと咲き始めます。

■参考
・クロッカス プランターでの育て方 
・クロッカス水栽培のコツ
・クロッカス 植え付けのコツ
・クロッカスの増やし方
・クロッカスの施肥

>>クロッカスの球根を見てみる
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