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イチゴの品種のランキングでは、西は「とよのか」東は「女峰」の人気が続きましたが、イチゴの品種改良はどんどん進み、主産県を本拠として優秀なイチゴの改良が行われ、新しい品種が生まれています。
東では「とちおとめ」が、西では「とよのか」がまだ強い人気があります。毎年、品種改良が行われ、おいしくて育てやすく長持ちして扱いやすいイチゴの品種が生まれています。
イチゴ人気ランキング(日本農業新聞2006年)では、下記のイチゴが人気があります。


1、とちおとめ
栃木県農業試験場が、「とよのか」と「女峰」を交配した品種に「栃の峰」を交配して生まれました。女峰より粒が大きく甘く日持ちが長い品種です。果肉はきめ細かくジューシーで香りも高く人気が高いイチゴです。「とよのか」「女峰」にかわり、日本一の生産量となっています。  

2、さちのか
「とよのか」と「アイベリー」の交配種で、農林水産省野菜試験場が登録しています。糖度が高く、酸味は少なく、果実は硬めで日持ちが良いです。ビタミンCは、他品種に比べて多く色が強く、食味はとても濃厚です。バランスの良い品種で、育てやすいのも魅力です。

3、とよのか
三重県で「春の香(はるのか)」に代わる食味の良い品種を育てるため、「ひみこ」と「春の香」を交配した品種です。大粒で甘さ香りともにすばらしく、ジューシーで酸味が少なく美味です。九州を中心に広く栽培されていて、「博多とよのか」が有名です。

4、あまおう 
福岡県農業総合試験場で生まれた交配品種。「あ」かい、「ま」あるい、「お」おきい、「う」まいというコンセプトで名づけられた品種です。色、つや、味と3拍子そろった品種で、イチゴ界の王様とも言われ、福岡では栽培品種が「とよのか」から移動し人気となっています。

5、さがほのか 
佐賀県で「大錦」と「とよのか」を交配したイチゴです。佐賀県生産の7割り以上の作付面積をしめ9割のシェアを持っています。この品種の果実の大きさは大きく、果肉と果心の色は白で香りが良く日持ちします。

■参考
・イチゴ 栽培 12ヶ月
・イチゴ(いちご・苺)の育て方
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