
じょうずに剪定すると、毎年よく咲いてくれます
キンモクセイ(金木犀)の剪定方法など庭木の剪定というと、
アマチュアにはとても難しいのではと思われがちですが、
ちょっとした剪定のコツを覚えれば、
花つきが良くなり、美しい形に仕上げることができます。
キンモクセイは、半日陰から日陰でも生育しますが、
日陰の木は枝葉の元気がなく、花付きもよくありません。
キンモクセイは、剪定をしなくても、
円形の樹形となりますが、
そのままですと横に広がるので、
大きなスペースが必要となります。
■一般的な剪定
一般の庭では、キンモクセイの開花後、
まず側面を剪定します。
軽く剪定して、地面に垂直に切るようにします。
キンモクセイの側枝は葉を2〜3枚を残して切るのが原則ですが、
木の樹勢を見ながら決めたほうがよいです。
葉の付け根には、翌年伸びる芽が付いているので、
確認しつつ注意して剪定します。
キンモクセイのてっぺんに向かって、
軽くカーブをつけるようにします。
剪定中に少し離れて形を確認します。
木のてっぺんは平らにするぐらいの感じで剪定すると、
だんだんと形が美しくなっていきます。
■好条件で育成している場合
キンモクセイが日当たり風通しなど、
好い条件で育成している場合の剪定では、
真中の長い枝を付け根から切る方法があります。
キンモクセイの枝は3本に分かれて伸びることが多く、
いちばん長い真中の枝を間引くと良いとされますが、
この点では、プロの庭師でも迷うところだそうです。
■日陰などで育成している場合
キンモクセイが日陰で育てられている場合には、
いきなり強剪定を行わず、
木の形を整える程度の弱剪定をお勧めします。
木の生長を見て剪定を少し加減していきます。
■剪定で使う道具
・木鋏 通常に庭木、果樹や農作物に使うはさみは必須の道具です。
・刈込鋏 背の低い庭木の剪定に。全体の形を整える時に使用します。
・脚立 安定性の良い脚立を正しく使うと能率があがります。
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