
ワイルドビルベリー (wild bilberry) は、
ツツジ科スノキ属の低木です。
果実(ベリー)は、生でもジャムなどにしてもおいしいです。
学名Vaccinium myrtillusです。
ワイルドビルベリーは、ウィンベリー、ブレーベリー、
ホワートルベリー、ヨーロッパブルーベリーなどとも呼ばれています。
ブルーベリーは同じスノキ属の総称で、
ワイルドビルベリーは近縁ですが、
厳密にはブルーベリーではないとされています。
私の育てているワイルドビルベリーは、
Vaccinium myrtillusで、辞書などで確認したところ、
ワイルドビルベリーに間違いないようです。
ワイルドビルベリーの樹高は、20〜70センチ、
高くても100センチメートルくらいで、
実は、果皮、果肉とも青紫色です。
ワイルドビルベリーは、同属他種と比べて、
アントシアニンが、3〜5倍含まれていて、
健康食品としての効果が高いといわれ、
近年、注目されています。
■ワイルドビルベリーの育て方と栽培方法
ワイルドビルベリーは、自家結実性があり、
じょうぶなので、初心者の方でも育てやすいです。
植え付け適期は、9月中旬〜12月上旬の秋植えか、
温かくなってくる3月頃に植えるのが最適です。
ワイルドビルベリーの育て方のポイントは、
日当たりと水遣りです。
ワイルドビルベリーは、
日当たりと排水のよい場所を好みます。
西からの日差しは苦手なので、
さえぎるように木陰などが最適です。
用土は弱酸性土壌を好むので、
ピートモスを混ぜた土、
あるいはブルーベリー専用の土に植え付けます。
水が大好きですので、とくに夏の乾燥に注意します。
鉢、プランターでの栽培は、用土の表面が乾いたら、
底から水が流れ出るまで水をたっぷりとあげましょう。
庭植えのワイルドビルベリーの場合は、乾燥を防ぐために、
根元に腐葉土やバーグチップなどを敷いてあげます。
木の大きさに応じた果実の数にすると、
驚くほどの量の収穫ができます。
ワイルドビルベリーの肥料は、3月と収穫後に、
化成肥料やブルーベリー専用肥料を与えてください。
病害虫はほとんど発生しません。
まれにイラガやミノムシに葉が食害をされるので、
見つけたら捕殺します。
ワイルドビルベリーの収穫期期は8月〜10月で、
そのままでも、ジャムなどにしても、
それをお菓子にしても上品なおいしさです。
■参考
・ビルベリー 増やし方
・ビルベリー 効能
・ビルベリーの育て方
・ビルベリージャムの作り方
>>ワイルド ビルベリーの苗を見てみる
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