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ウツボカズラ(靫葛)は、ウツボカズラ科(ネペンテス Nepenthaceae)の、
総称で、いちばん代表的な食虫植物です。

ウツボカズラは、ユニークで愛らしい形をした食虫植物で、
とても人気があります。

ウツボカズラは、小さな虫を、葉の先の壺のような、
捕虫袋に落とし、消化液で分解して吸収する植物です。

捕獲する虫は、ハエや蚊、ハチなど飛んでいる虫が多いのですが、
クモ、カタツムリ、カエルなども捕獲した例があるそうです。

ウツボカズラの育て方は、温度と水遣りに少し気遣ってあげれば、
元気に育ちますので中級者向けだと思います。

ウツボカズラは、日当たりの良い場所を好みます。
真夏の暑さには弱いので、半日陰の場所が良いでしょう。

秋、冬の最低気温が15度以下になったら、日当たりのよい室内へ入れ、
冬は最低10度以上を保つようにします。

ウツボカズラなど食虫植物の多くは、湿り気を好みますので、
植え込み材料の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。

植え込み材料を過湿にしておくと根ぐされするので、
水のやりすぎに注意します。

新しい芽を見つけた後、古くなった葉を取り除きます。
長く伸びたツルは早春に切り戻してあげましょう。


■植物の管理上の注意点

生きた植物を野外へ捨てたり、自然湿地へ植えると、
現在の水辺植物に悪影響が及ぶ可能性がありますので、
絶対行わないようにお願いします。