
C)burnet
ルバーブ(ショクヨウダイヨウ、マルバダイオウ、R.rhabarbarum)は、
タデ科・ダイオウ属、多年草の野菜で、ハーブの一種です。
ルバーブは、フキのように太い葉柄を食用にします。
葉柄が30cmほどに伸びたころ=タネまき2年目以降に収穫します。
砂糖で甘味をつけてジャムやパイの具にしたり、
サラダ、シチューなどにもおいしいです。
葉はシュウ酸(有毒)を含むので食用にしないように注意してください。
■ルバーブの育て方
ルバーブの育て方は、比較的やさしいです。
タネまきは3〜5月、9月に行います。
箱や鉢にタネをまくと2週間くらいで発芽しますので、
乾かさないように管理しましょう。
発芽したら生育の良い元気な苗を残し、
間引いていき本葉が4〜5枚のときに、
庭に1メートル間隔で植え付けます。
直まきする場合は、一箇所に3〜4粒を、
1メートル間隔にまきます。
ルバーブの株分けは、春に株を堀り上げ、
一株に根元の芽を1つ以上、
太い根をできるだけ多く付けた状態で切ります。
日当たりの良い場所を好みますが、
真夏の直射日光は苦手です。
日除けをすると良いでしょう。
ルバーブは、葉が大きく、雨が降ると泥が跳ねてつきやすいので、
株元には敷きワラ、マルチングなどをして泥跳ねを防ぎます。
さらに、太くて元気な葉柄を収穫するには、
春にできる花芽を早めに取り除いてあげましょう。
過湿にすると根ぐされしやすいので、
土の表面が乾いてから水を与えるようにしましょう。
用土は、水はけが良く肥えた土が適しています。
肥料は植え付け前に用土に化成肥料を混ぜ込みます。
追肥は、1ヶ月に1回株元に化成肥料をバラまきます。
2年目以降の苗には、肥料を控えめに半分以下にします。
ルバーブの収穫は2年目からです。
長く伸びた花茎を早めに刈り取ると、
株の勢いが衰えません。

ルバーブジャム、作っておくとお菓子や料理作りに大活躍
■ルバーブの利用方法
・ルバーブジャム(ソース)
ルバーブの葉柄部(茎)を水洗いして、
間隔1〜2pの小口切りにします。
鍋に入れ、中〜弱火にかけ、へらでかきまぜます。
水分は加える必要はありません。
かき混ぜているうちに、だんだんととろけてくるので、
ルバーブの重さの半分弱の砂糖を加え、
さらにかき混ぜているうちに、葉柄の色により、
ピンクっぽい緑のジャムができあがります。
レモンに似た爽やかな酸味がおいしいです。
ルバーブジャムは、パイの中身やケーキ、シャーベットや、
ヨーグルトのソースとしても抜群の味です。
ルバーブを生のまま薄く切ってサラダに入れても美味で、見た目も美しいです。
>>ルバーブのタネと苗を見てみる