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コブミカン(こぶみかん、瘤蜜柑)、
英名Kaffir Lime, Indonesian LimeタイではMakrud, Bai makrut(バイマックルー)。

コブミカンは、インドネシア、マレーシア原産のライムの一種です。
ミカン科の非耐寒性常緑低木で東南アジア、
とくにタイ料理で欠かせない木で広く栽培されています。

コブミカンの葉にはさわやかで強い芳香があります。
葉が2段につながっているように見えるおもしろい形です。

実の大きさは3〜4cmほどと小さく、
ライムのようにカクテルの香り付けにも最適です。


■コブミカンの育て方

コブミカンの育て方は、ミカンのように容易です。
コブミカンは、日当たりをたいへん好みます。
水は表面の土が乾いたらたっぷりとあげてください。

寒さには多少弱いですが強い霜や雪にあてなければ、
関東以西の暖地では越冬できます。
実際に東京都内でも戸外越冬できました。

コブミカンは、立ち枯れが起こるので、
植え替えのときには根を切らないように注意します。

トゲが鋭いので取り扱うときは、軍手などしたほうが安全です。
施肥は春から秋の生育期に2ヶ月に1度くらい、有機肥料を与えます。


■コブミカンの利用方法

砂時計のような形状の葉はクルウングと呼ばれるペーストのベースとなり、
トムヤムクンをはじめ、タイ料理に欠かせません。
さらにラオス料理、カンボジア料理で広く使われます。
またバリ島、ジャワ島で人気のインドネシア料理にも必須で、
サユール・アサムで使われます。
生のまま、あるいは乾燥させて使いますが、
冷凍保存してもよいでしょう。

>>コブミカンの苗を見てみる
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