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ラッキョウは実が絞まったものがおいしいです


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ラッキョウの花


ラッキョウ(Allium chinense syn. Allium bakeri)は、
ユリ科・ネギ科の多年草の野菜です。

オオニラ、サトニラとも呼ばれます。
春と秋に分球し子孫がふえていき、
植え付けて2〜3年目の株は子孫が多くなります。


■ラッキョウの育て方

植付け時期は、8〜10月頃、エシャレットの収穫の時期、
3〜5月頃ラッキョウの収穫時期は、6月頃です。

・栽培環境
ラッキョウの発芽と生育の温度は20〜30℃程度で、
暑さにはかなり強いです。
また、耐寒性にも強く、日陰でも生長します。

・用土
土壌の条件としては、通気と排水性の良い砂地か、
砂が入った、やせた土壌が適します。

・追肥
1ヶ月に1度くらい薄い液肥を与えます。
追肥のたびに、株元に土寄せすると、
良い品質のラッキョウが採れます。

・病害虫
ラッキョウは、害虫・殺菌対策、
化学肥料や除草剤に弱いので使用は避けます。

・収穫
球が大きくなり葉が黄化して枯れだした頃が良いでしょう。

収穫の手順としては、まずは葉先が枯れ始めたら、
地上部を刈り取り、クワやシャベルを根の下にいれて、
やさしく堀りあげましょう。

ラッキョウの保存用や種球用は、
風通しの良いところで保存しましょう。


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ラッキョウの収穫です


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甘酢漬けにしても美味です


■ラッキョウの利用方法

ラッキョウの生食用として販売されるエシャロットは、
エシャラッキョウ、エシャレットなどと呼ばれます。

ラッキョウの品種には、ラクダ、玉ラッキョウなどがあります。

ラッキョウが若いときに、葉と根の部分を落として、
白い部分を生のままで、マヨネーズやもろみ味噌などで、
いただくと驚くほどおいしいです。
この絶品のラッキョウは、家庭菜園ならではの醍醐味です。

ピクルス、サラダや薄く刻んで、
スープや味噌汁の具にしても美味です。

生のままで、マヨネーズや、もろみをつけて食べます。
さらにソースや、ビネガー、ドレッシングに、
若いラッキョウをすりおろして加えたり、
煮込み料理に利用すると味に深みが出て風味を楽しめます。

若いラッキョウ=エシャレットは、
ソース作りには欠かせない材料で、
フランス料理のレシピには、
エシャロットアッシュと記してあります。

刻んだものをワインやスープで煮詰めて調理します。
細かくていねいに刻むと、香り高く味わい深いです、
炒めるとほんとうにおいしそうな香りが出ます。

また、自家製のラッキョウは、炒め物や天ぷらがおいしいです。
漬物にするには、塩漬け、醤油漬け、はちみつ漬け、ニンニク漬けなど、
長期の保存食にでき、とってもおいしいのでお試しください。

>>ラッキョウ(らっきょう)の品種と苗を見てみる
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