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■疫病(えきびょう)とは?

卵菌類のエキビョウキン(Phytophthora)が感染して起きる植物の病害です。
野菜(ジャガイモやトマト、ナス、ピーマンなどのナス科植物)、草花、らん類などがかかりやすく、とくに5〜7月、9〜10月に発生が多いです。  

疫病は、植物全体に発生し、初めは、地面近くの茎に褐色で水浸状の病斑を形成します。病斑は急速に茎の上方へと拡大し、激しい場合は茎の先端付近にも達します。病斑は葉柄茎部から葉までに達し、葉も暗褐色となり腐敗し、病斑上に白いかびを発生します。根は腐敗し、葉は水分を失うことにより下葉から枯れて株全体が立枯れ状態になります。実では比較的若い果実で発生しやすいです。
疫病の病原菌は、フィトフトラ カクトラム(Phytophthora cactorum)という糸状菌(かび)で、被害植物のカスとともに土壌中に残り、そこで越冬します。翌年地温が上昇してくるとかびの遊走子のうから遊走子が放出され、いう糸状菌(かび)が茎や根に達して侵入します。


■疫病の予防と対策

疫病の予防対策は、連作を避け、前年の発病株の残りを集めて焼却します。発病株は株元の土とともに除去して焼却あるいは廃棄します。健全な親株から子株を採取しましょう。排水をよくして、潅水時に土粒が跳ね上がらないように敷きワラ、マルチングなどで防ぎます。発生期には7〜10日おきにダコニール1000、サンボルドー、オーソサイド水和剤、ビスダイセン水和剤などを散布します。密植を避け、風通しを良くするような肥培管理を行いましょう。
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