
アメリカンブルー(エボルブルス、学名:Evolvulus)は、
ヒルガオ科の一種です。
北、南アメリカを中心に100種くらいが分布する非耐寒性多年草で、
花期は6〜10月頃。原産地は北アメリカです。
アメリカンブルーは、夏の鉢植えや花壇に映える、
美しいブルーの花が次々と咲き、育て方も比較的やさしいので、
鉢植え、コンテナ、花壇に人気の花です。
アメリカンブルーの生育期間中の水やりは、
表土が乾いてからたっぷりとあげてください。
できるだけ花や葉に水をかけず、
株元からあげるとよく育ちます。
葉に水をかけると葉が傷み根腐れの原因になります。
冬に向かっては、できるだけ水やりの回数を減らしていきます。
施肥は、生育期間中は液体肥料を1000倍くらいにして施します。
開花中や冬期は必要ありません。
アメリカンブルーは、盛夏にも花が咲きますので、
小さな苗の状態で剪定し分枝を多く出します。
20度以上ある時期は、刈り込んで形を整えると花芽が増えて、
花を多く楽しめます。脇芽の上で切ると、蕾がよくつきます。
アメリカンブルーは、冬に半休眠状態になり寒さで葉の色が悪くなります。
霜に当てず気温を5℃以上保てれば枯れることは少ないです。
またアメリカンブルーは、挿し木で容易に増やせます。
発根まで1ヶ月近くかかりますが、チャレンジしてみてください。
冬季は、できれば、挿し木で増やした小さな苗を、
屋内で育てておくと次の開花期に安心です。
■アメリカンブルーの主な種類
・エボルブルス・ピロサス[Evolvulus pilosus]
北アメリカ原産で、日本で一番多く栽培されている種。
葉や茎に白い滑らかな感じの白毛があるのが特徴です。
花の大きさは1〜2cm。
・エボルブルス・ピロサス’ブルー・デイス’[Evolvulus pilosus cv. Blue Daze]
6月から10月と花期が長く、花弁は青、中央は白で涼しげです。
匍匐性があり、茎は横にどんどん伸びるのでハンキングにしても映えます。
・エボルブルス・グロメラツス[Evolvulus glomeratus]
ブラジル原産の品種。葉や茎に白い毛があり、エボルブルス・ピロサス(Evolvulus pilosus)も同じように、
アメリカン・ブルーとして売られています。
・エボルブルス(枝咲き):ブルーシエル[Eboruburusu buru-shieru]
全ての枝の先に花が咲き、ピンチせずに美しい大株にできる、
エボルブルスの新品種です。
枝が多数でるので、徒長せずコンパクトにまとまるのも魅力です。
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