amerikanburu300.jpg


アメリカンブルー(エボルブルス、学名:Evolvulus)は、
ヒルガオ科の一種です。

北、南アメリカを中心に100種くらいが分布する非耐寒性多年草で、
花期は6〜10月頃。原産地は北アメリカです。

アメリカンブルーは、夏の鉢植えや花壇に映える、
美しいブルーの花が次々と咲き、育て方も比較的やさしいので、
鉢植え、コンテナ、花壇に人気の花です。

アメリカンブルーの生育期間中の水やりは、
表土が乾いてからたっぷりとあげてください。

できるだけ花や葉に水をかけず、
株元からあげるとよく育ちます。

葉に水をかけると葉が傷み根腐れの原因になります。
冬に向かっては、できるだけ水やりの回数を減らしていきます。

施肥は、生育期間中は液体肥料を1000倍くらいにして施します。
開花中や冬期は必要ありません。

アメリカンブルーは、盛夏にも花が咲きますので、
小さな苗の状態で剪定し分枝を多く出します。

20度以上ある時期は、刈り込んで形を整えると花芽が増えて、
花を多く楽しめます。脇芽の上で切ると、蕾がよくつきます。

アメリカンブルーは、冬に半休眠状態になり寒さで葉の色が悪くなります。
霜に当てず気温を5℃以上保てれば枯れることは少ないです。

またアメリカンブルーは、挿し木で容易に増やせます。
発根まで1ヶ月近くかかりますが、チャレンジしてみてください。

冬季は、できれば、挿し木で増やした小さな苗を、
屋内で育てておくと次の開花期に安心です。


■アメリカンブルーの主な種類

・エボルブルス・ピロサス[Evolvulus pilosus]
北アメリカ原産で、日本で一番多く栽培されている種。
葉や茎に白い滑らかな感じの白毛があるのが特徴です。
花の大きさは1〜2cm。

・エボルブルス・ピロサス’ブルー・デイス’[Evolvulus pilosus cv. Blue Daze]
6月から10月と花期が長く、花弁は青、中央は白で涼しげです。
匍匐性があり、茎は横にどんどん伸びるのでハンキングにしても映えます。

・エボルブルス・グロメラツス[Evolvulus glomeratus]
ブラジル原産の品種。葉や茎に白い毛があり、エボルブルス・ピロサス(Evolvulus pilosus)も同じように、
アメリカン・ブルーとして売られています。

・エボルブルス(枝咲き):ブルーシエル[Eboruburusu buru-shieru]
全ての枝の先に花が咲き、ピンチせずに美しい大株にできる、
エボルブルスの新品種です。
枝が多数でるので、徒長せずコンパクトにまとまるのも魅力です。

>>アメリカンブルーの種類と苗を見てみる
 カテゴリ