
ダンデライオン、タンポポ(たんぽぽ・蒲公英)は、
キク科タンポポ属の多年生植物の総称です。
英名の dandelion はフランス語で「ライオンの歯」を、
意味する dent-de-lion に由来し、
これはギザギザの葉っぱがライオンの牙と似ているからです。
ダンデライオンは、日当たりが良いところ(真夏は遮光)や、
半日陰、弱アルカリ性の肥えた土を好みます。
発芽の適温は15〜20℃です。
ほかのハーブと同様、タネまきは発芽適温を維持できれば、
いつでも栽培できます。
通常3〜6月に、あらいすじまきにし、発芽後に間引きます。
ダンデライオンのやわらかい葉をつくるには、
半日陰で密植するとよいです。
外葉を束ねたり、鉢をかぶせるなどして、
軟白させて食べることもできます。
ときどき石灰で土を中和するのが良いようです。
時期をずらしながらタネまきし、
一年中栽培しておくことができます。
■ダンデライオンの利用方法
ダンデライオンは古くからヨーロッパでは食用にされていて、
多少の苦味がありますがサラダなどにするとおいしいです。
さらに、根を乾燥させたダンデライオンは、
コーヒーの代用品として知られています。
生葉をサラダやスープ、炒め物、和え物や天ぷらに利用します。
花はピクルスやワイン漬けに、根は染料として活用できます。
ビタミン・ミネラルなどが豊富な野菜なので通年利用すると良いでしょう。
レイブラッドベリの『たんぽぽのお酒』を連想したかたも多いと思います。
何回か挑戦していますが、なかなか、良い味です。