ni-mu300.jpg


ニーム、別名インドセンダン(印度栴檀、学名Azadirachta indica)とは、
センダン科アザディラクタ属の植物です。
インド原産の常緑樹で、熱帯地方全域に広く植えられています。

ニームに含まれるアザディラクチンという成分が、
虫の脱皮や羽化、摂食を防御する効果があることが実証され、
現在人気急上昇の植物です。

200種類以上の害虫に大きな効果があるとされ、
日本でもハーブの木として親しまれ、
ニーム苗木やオイル、駆除剤が市販されています。

蚊、ハエ、アブラムシ、ハダニなどに効果があると言われます。
ニームは常緑高木で、大きくなると白い花が咲き、
マホガニーに似た芳香を放ちます。


■ニームの育て方

ニームの育て方は、2年目くらいまでは室内で管理し、
関東以南で露地植えで育てる場合でも、
2年目までは敷きわらなどで、
霜からじゅうぶんに保護してください。

ニームは、日当たりを好むので、
日光が良く当たるところで栽培します。
真夏の直射日光は苦手ですので、
半日陰くらいになる場所が理想的です。

水やりは、鉢の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
冬は水やりを控え、乾燥気味に管理します。
冬場の水の与え過ぎは、根腐れの原因となるので注意します。

施肥は、春から秋まで液体肥料や、
緩効性の化成肥料などを与えましょう。

ニームは、耐寒性があまり強くない植物です。
とくに苗木は、木自体に体力がないので、
屋内で越冬させたほうが安全です。

木が大きくなれば、気温が5℃前後で室外越冬できます。
冬に葉がすべて落葉してしまっても、
根がしっかりついていれば、春から再生してきます。

ニームは、生育が旺盛ですので、
枝を時々剪定し樹勢を整えて育ててあげます。
切り取った枝や葉は、捨てずに活用しましょう。


■ニームの利用方法

ニームの葉を乾燥させ、50gくらいを、
1リットルの水で10分くらい煮出します。
煮出した液を10倍くらいに薄めて植物に散布します。

アブラムシや青虫の発生が少なくなります。
ニームの煮出した後の葉は土中に混ぜると、土壌改良材になり、
土中のネマトーダなどの害虫を駆除することができます。

枯葉を細かくして土にすきこむだけで、
根切り虫など害虫対策になります。
ミミズなど土中の有益動物・虫などには無害で安心です。

管理人がニームを散布を試したところ、
アブラムシには明確な効果がありました。
さらに、スプレーをしていく猫が寄り付かなくなりました!
猫、犬退治に困っている方、お試しください。

>>ニームの苗とオイルを見てみる
 カテゴリ
 タグ