
サツマイモ(さつまいも、薩摩芋、甘藷、かんしょ)は、
ヒルガオ科サツマイモ属の植物です。
サツマイモは繁殖能力がたいへん高く、
砂地から粘土質の痩せた土地でも育つので、
育て方は初心者でも容易です。
中米原産とされる作物で、
日本では、飢饉や食糧難の時代に、
救荒作物として大活躍しました。
サツマイモは、土は特に選びませんが、
水はけのよい土が適し、日当たりの良い所を好みます。
その土地と品種によって、
それぞれ適する苗(ツル)を選ぶと確実です。
深めのコンテナーでも、
培養度が入っているような大きな厚いビニール袋でも、
ほぼ放任状態で育てることができます。
5月ころサツマイモの苗が出回りますので、
それを購入して植えつけます。水平に深さ5cmくらいに、
地面に水平に埋め込んでください。
苗には根がついていないので、
最初のころは水遣りに注意します。
ツルが伸びてきたら這わせて株全体に日が当たるようにします。
追肥は1ヶ月に1度、控えめに与えます。
6月、7月に中耕と土寄せを行いましょう。
その後、収穫の10〜11月まで、
水遣り以外はほぼ放任のままでだいじょうぶです。
サツマイモは、植え付けて4ヶ月くらいで収穫できますが、
太らせてから収穫するために、試しに1本掘ってみるか、
探ってみると良いでしょう。
このサツマイモの収穫は、とてもダイナミックで楽しいので、
家族やお子さんに人気があります!
■サツマイモの利用方法
サツマイモは、60℃くらいで長時間加熱すると
、酵素が働いて甘味が増します。
ですから石焼き芋やふかし芋は、甘味を多く引き出す調理法です。
天ぷら、スイートポテトや大学イモ、キントン、スナック菓子、
干し芋などはもちろん、サラダ、おこわ、コロッケ、ポタージュ、
汁の実などなど、いろいろなお料理に活躍します。
さらに、サツマイモの若い茎と葉も、
煮物や甘露煮などにして食べられます。