
ダイコンドラDichondra(ディコンドラ)は、
北・南アメリカ、アジア原産のヒルガオ科の半耐寒性多年草です。
丸いハート型の葉が愛らしい植物で、
グランドカバーに、寄せ植え、ハンギングなど利用方法も多く、
たいへん人気があり、育て方もやさしいです。
ダイコンドラは、関東以西の地域では戸外で越冬できるので、
地面を覆うグラウンドカバーに適した植物です。
グリーンの葉のディコンドラ・ミクランサム(和名:アオイゴケ)、
ミクランサムに似ているがアメリカ原産のディコンドラ・カロリネンシス、
葉の表面の細かい毛が銀白色に輝くウルグアイ原産のディコンドラ・セリケア、
の3種類があります。
ダイコンドラは、日当たりで乾燥気味の土壌を好みます。
湿気の多い日陰の場所は苦手です。
植え付けのときに腐葉土や堆肥を混ぜて肥えた土壌にします。
北米原産のグリーン種は日陰と湿り気が好きですので、
種類を確認してください。
春〜秋に数ミリの小さな花も咲かせます。
ダイコンドラの増やし方は、株分け、タネまき、
数本なら苗を求めるのがよいでしょう。
市販のタネ、または花後にタネができるので、
それをまいてふやすこともできます。
発芽適温は20℃以上と高めなので4月した旬以降にまきます。
成長の良い株は、春に株分けできます。
伸びすぎたら切り戻しを行い、年に1、2回少し刈り込んであげると、
美しく端正な葉が楽しめます。越冬温度は0℃です。
しかし5℃以下ですと変色し枯れることがあります。
春にまた新芽が出てくるはずですので待ってみてください。