
つぼみがふくらみはじめた我が家の杏、花は甘酸っぱい良い匂いがします
杏 Prunus(あんず・アンズ・アプリコット)のなかでは、
山形3号、美杏、平和、新潟大実、信州などの品種は、
1本の木で実をつけることができます。
杏の種類や条件によっては、
実がつかないことがありますので、
購入のときに確かめてください。
別品種の杏をもう一本植えたり、
プラム、桃、梅の木をそばに植えると、
結実しやすくなります。
杏は、排水の良い場所を好みます。
とくに日光を好むので、
日当たりの良い場所に植えてあげてください。
冬には固形肥料を与えましょう。
詳細は、アンズ(杏)の育て方と剪定をご覧ください。
■杏の利用方法
杏の主成分は、リンゴ酸・クエン酸など有機酸で、
疲労回復、体調向上に効果的です。
また、ビタミンAも豊富で、
干した杏はミネラル類も豊かです。
果実は生食もでき、
またジャムや乾果物として利用されます。
杏酒、杏ジャムは、実際に作ってみましたが、
たいへん美味です。
甘さを抑えたほうが、杏の香りが深いようです。
さらに、杏の氷砂糖漬けや、
スープや煮物に入れると、味のまろみが増します。
種子は青酸配糖体や脂肪油、ステロイドを含み、
杏仁(きょうにん)と命名され、
咳止めや風邪の予防の生薬として用いられます。
杏仁豆腐(あんにんどうふ)の、
独特の味わいに使われています。

ゴールドコット《果樹苗》