
オレガノ、料理にとても活躍します
オレガノ(Oregano)は、シソ科のハナハッカ属多年草です。
別名、ワイルドマジョラム、ハナハッカ。
園芸種には、コンパクト・ピンク、ゴールデンオレガノ、
グリーク・オレガノ、黄色のしわのある丸棄の種などがあります。
オレガノは、日当たりと水はけがよければ、
土質はあまり選ばず育て方が容易です。
肥料を施すとよく茂り、見栄えは良いですが、
控えめのほうが香りが良いものが育ちます。
オレガノが、茂りすぎると、
梅雨時期〜夏の高温多湿の時期に、
風通しが悪くなり蒸れて腐ることがあります。
収穫を兼ねて混み合った箇所の茎を、
ときどき間引くようにしてあげます。
大株になったら株分けをします。
オレガノは乾燥や冬の寒さには強いので、
とくに防寒の必要はありません。
寒冷地では株元を腐葉土や敷わらで覆うなど、
防寒をしましょう。
植え付け、植え替えは4月〜6月上旬、
9月中旬〜10月中旬が最適です。
梅雨から夏、冬は避けてください。
鉢やコンテナで育てている場合、
数年育てていると鉢やコンテナの中が、
根であふれて根詰まりを起こすことがあります。
株は数年に1回、株分けして、
植え替えをするのがよいでしょう。
オレガノを増やすには、
タネまき、さし芽、株分けを行います。

オレガノの花、ドライフラワーにしてもきれいです
■オレガノの利用方法
オレガノの葉はピリッとした辛味があり、
フレッシュでもドライでも利用できます。
乾燥させる方法のほうが、
より強い芳香を味わうことができます。
オレガノの効果は消化促進、発汗作用、殺菌などです。
トマトやチーズ、ニンニクといっしょにパスタやピザにしたり、
煮込み料理のブーケガルニや肉料理に。
またケチャップ、ウスターソースなどに加えても風味が楽しめます。
花はドライフラワー、ポプリ、リースの材料として利用できます。
葉を乾燥させて保存する場合は、
いちばん香りの高い開花直前に収穫し、
風通しのよい日陰で乾燥させます。