
ポインセチアは、翌年もずっと楽しめます
ポインセチア、クリスマスにいただいたり購入したりして、
そのまま終わらせてしまうのは、かわいそうですね。
ポインセチアは、少し手をかけて越冬させ、
春、6月ころに挿し木をすると、
何本もの愛らしいポインセチアとなります。
ポインセチアの育て方、越冬方法、剪定、
挿し木と短日処理の方法をご紹介します。

ポインセチアは冬に出回りますが、実は寒さに弱いのです
■ポインセチアの温度管理と越冬方法
ポインセチアは、メキシコ原産の木で、
温室内では多年生ですが、
通常は寒さに弱く霜に当たると枯死してしまいます。
・温度管理
昼間と夜間の温度差が10℃以上ですと、
やはり枯死する可能性が高いです。
また、温度が高すぎてもよくありません。
越冬するには、冷たい風の当たる戸外は避けて、
ガラス越しの日光が当たる室内に置き、
夜は10度、昼間は20度くらいの場所で育てます。
また、昼夜の温度差が10度以内ところで栽培します。
ときどき鉢の向きをかえて、株全体に光が当たるようにします。
落葉しても、枝が緑であれば、春には芽吹きます。
・水やり
寒いときの水やりは控えめに与え、
乾燥気味に管理します。

いろいろな品種が生まれていて毎年楽しみですね
■ポインセチアの剪定と管理
・剪定
ポインセチアが越冬できたら3〜4月に、
下から2〜3節を残して剪定します。
すると新芽が伸びたときバランスのよい樹形になります。
夏の剪定は、混みすぎた弱い枝と、
形の乱れた枝を間引く感じで、
葉を3〜5枚くらい残して切り戻してあげると、
冬のシーズンに間に合うように枝が茂ります。
・春夏の栽培環境
5月頃、新芽が伸び出したら、
少しずつ屋外の環境に慣らします。
真夏以外は、日光によく当てるようすると元気に育ちます。
生育温度は10〜28度くらいです。
ポインセチアの枝は風などで折れやすいので、
重い鉢を使うなど配慮します。
・植え替え
ポインセチアの植え替えは、
5月中旬〜7月中旬くらいが安心です。
培養土に根鉢をくずさないように、
そっと植え替えます。
・水やり
水やりは、土の表面が乾きはじめて葉が少したれたら、
鉢底から水があふれるくらいたっぷりと与えます。
夏は乾かしすぎないように、気をつけます。

ポインセチアの新芽です!
■ポインセチアの挿し木
ポインセチアの剪定のときの枝を挿し木して、
増やすことができます。
挿し穂はその年に伸びた枝の先に、
芽が付いた「天芽」が良いです。
全長8cmくらいで節の下で切り、
5cmくらいの長さで挿します。
挿し穂は葉を乾燥させないように、
直射日光や風の当たらないところに置き、
ときどき霧を吹いてあげます。
・挿し木(挿し芽・挿し穂)の方法 画像つき
初秋のポインセチア

ポインセチアを段ボール箱に入れたり、かぶせたりしても短日処理ができます
■ポインセチアの短日処理
ポインセチアの短日処理は、
9月以降の日照時間を調節することが重要です。
9月下旬から40日間は、毎日欠かさず17時〜朝8時まで、
段ボールや黒いビニール袋などをかぶせて、
いっさいの光を遮るようにしましょう。
ポインセチアにダンボール箱をかぶせて、
9月はじめから短日処理をすると、
10月には開花してくれます。
・苗の購入と選び方
ポインセチアは、クリスマスの時期を過ぎると、
花屋さんがいっせいに値引きし安くなります。
翌年も挿し木などで育てたい品種を見つけたら、
この時期に苗を購入するのがお得ですね。
茎が太く葉に張りがあり、
苞葉がきれいに色づき、
株がしっかりしているものが良い苗です。
■栽培情報
・植える時期 5月
・土/種類名 赤玉土、腐葉土
・肥料 地植え:水肥
鉢植え:固形有機、水肥
・肥効時期 5月〜6月、9月〜12月
・水やり 成長期:表面が乾いたらたっぷり
休眠期:表面が乾いたら
■参考
◎ポインセチアの育て方と越冬方法
・ポインセチア 寄せ植えを楽しもう♪
・ポインセチアの種類と特徴
・ポインセチア 長持ちのコツ
・ポインセチアの葉が落ちる理由は?
・ポインセチアの挿し木の方法
・ポインセチアの植え替えは?
・ガーデンポインセチア登場|寒さに強いので寄せ植えにも
・ポインセチア しおれる理由は?
・ポインセチアの短日処理の方法
・ポインセチアの手入れは?
・ポインセチア 元気がない
・ポインセチア 冬の管理
・ポインセチア 春の管理
・ポインセチア 夏の管理
・ポインセチアの剪定
・ガーデンシクラメンの育て方|越冬越夏して毎年楽しめるコツ!
・◎ポインセチア 寿命
>>ポインセチアの苗を各種見てみる
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