
ゆずの実(本ゆず)
ゆず(柚子)は、ミカン科の常緑樹で柑橘類です。
本ゆずとも呼び、果実は大きめで表面には凹凸があります。
果実が小さく実のなるのが早い、、
花ゆず(一才ゆず)とは別の品種ですが、
日本では両方をゆずと呼ぶ場合が多いです。
一才ゆずは、直径20cm鉢で、
2年前後に実を付けるそうです。
庭植えも、もちろんだいじょうぶです。
■ゆずの育て方
ゆずは、温暖な地域では、露地栽培ができます。
・植え付け
一般的なゆずの育て方のポイントは、
日当たりがよい場所、排水の良い肥料の多い土に植えることです。
柑橘類は蒸散が激しいので植えつけ後の乾燥に注意しましょう。
ゆずの植え付け時期は、3〜4月、6月中旬です。
温暖な地域では、秋から冬でも植えつけられます。
ゆずの苗を植える穴は、深く広く掘ってください。
3月と10月には固形肥料を与えます。
・摘果
ゆずは、年中、多くの実をつけさせると樹勢がおとろえます。
実が混んでいる場合や良くない実は、摘果しましょう。
11月中旬〜3月ころ、主に春になった実を収穫します。
鉢の場合、1鉢に3〜5個を目安にして摘果します。
夏以降にできる実は、すべて摘果したほうが、
樹勢を保つことができるといわれます。
・剪定
ゆずの1年目は主幹を、地際から30〜40cmくらいで切り戻します。
2年目は1年目に伸びた枝を10cm位切り戻し剪定します。
時期は3月ごろが良いでしょう。
毎年3月に徒長枝や力のない枝を切り戻したり、
混みあった枝を切り取ります。
木の中まで、よく日が当たるようにします。
・防寒対策
柑橘類は蒸散が激しいので植えつけ後の乾燥に注意しましょう。
冬場は、防寒対策などが必要です。
ゆずの根元に敷きワラや腐葉土をまき、
乾燥や寒さを防ぐようにします。
ゆずは、低温に弱いので、
寒い地域では、冬場は室内で管理したほうが良いです。
・肥料
木が生長し、花が付き始めてから与えます。
3月初め、7月初めに化成肥料を与えます。
12月ごろ、寒肥として有機肥料を与えてください。
・病害虫
春は、アブラムシがつくことがあります。
ハダニやカイガラムシの予防に、
定期的な葉水をしましょう。
アゲハチョウなどの幼虫=青虫に注意し、
発見しだい駆除します。

ゆずのシャーベット

ゆず風味の大根の漬物
■ゆずの利用方法
ゆずは、お吸い物、鍋物、ヤッコ、茶碗蒸しの薬味に、
漬物に入れたり、そばに入れたり、
ゆず酒、ゆず茶にしたり、自家製ポン酢を作ったり、
ジャムにしても美味です。
柚子湯もあったまっていいです。
ゆずは、腹痛、神経痛、リュウマチに効くということで、
お風呂に入れるのが有名ですね。
ゆずが家にあると、お料理やお茶、健康にも役立ちます。
便利でちょっとハッピーな気持ちになる果樹です。
■参考
・ゆず(柚子)の保存方法
・スダチ(すだち)の育て方と利用方法
>>ゆず(柚子・ユズ)の苗をもっと見てみる