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梅(ウメ)は、バラ科サクラ属の落葉高木です。
地植え、鉢植え、盆栽仕立てなどがあり、
個々の管理方法があります。
また、花梅と実梅とは、適した品種が違ってきます。

梅は、寒さに強く栽培しやすいですが、
湿気に弱く日陰は徒長しやすく花芽が付きにくいです。 


梅は、受精しにくい品種が多いので、
家庭栽培では花粉が多く結実しやすい品種を選ぶと良いです。
できれば、花粉の多い異品種が近くに、
もう1本植えてあると結実がとても良くなります。


の木の育て方

・植え付け時期
秋から梅雨ころまでに植え付けします。
開花期が早いので、秋植えのほうがより適しています。
寒い時期の植え付けは、根を広げるように植え付けます。

9月から11月、3月以降の暖かい季節、
葉があるときに植え付けをするときは、
根を崩さないように注意して植えてあげます。
梅の植えつけ後は、たっぷりの水をやります。

・植え付け場所
日当たりが良く、水はけの良い場所を好みますので、
庭の南・西側などを選んでください。

・植え付け用土
肥えて通気性が良く、少し乾燥気味の土を好みます。
地植えの場合は、堆肥を土に混ぜ混んで植えます。
鉢植えでは、培養土か果樹用の土で植えます。


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梅 苗木 選抜紀州南高梅 3年生 税込 6,458 円 C)花広場オンライン


・植え付け時の剪定
落葉果樹で1年生のものは、
生長と樹形を整えるために、
植え付けのとき、
主幹を地際から30〜40pの高さで切り戻します。

・仕立て方
1年目の冬に枝の間隔を約20cmになるよう、
3本の横枝を残し、小枝を切ります。
枝先は芽の上で切り戻しましょう。

2年目の冬に下の2本の主枝を、
横向きに引っ張って誘引し、
上の主枝は上方に伸ばすようにします。

3年目からは3本の主枝を中心に、
伸びたり混んだ脇枝を間引き剪定します。

・剪定方法
梅の剪定は、 関東以南では6月〜7月、
関東以北では7月ころ、
収穫が終わったら夏季の整枝を行います。

翌年の花芽が出る前に剪定を終えるようにします。
とくに内側に伸びている枝、混みあった部分の枝を、
もとから切り日当たりと風通しがよくなるようにします。

・肥料
肥料は、元肥として植えつけのときに、
有機質肥料や堆肥をすき込みます。
そして花が終わった直後と果実の収穫後に、
緩効性の化成肥料や有機質肥料を与えます。

10月ごろ株から30〜50センチ離れた場所に溝を掘り、
堆肥や有機質肥料を深めにすき込みます。


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結実果が多い場合は、摘果しましょう


・摘果
梅は開花後、結実数が多すぎると、
果実が大きくおいしく成長しません。
そこで良い実だけ残して、ほかの果実を摘果します。

開花後4月くらいまでに自然に落果しますので、
その後4月下旬から5月上旬ごろ摘果をおこないます。


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おいしい梅干しづくりを


・病害虫
5月頃からアブラムシや黒星病に注意します。
発見したらすぐに消毒します。

■参考
・しだれ梅の育て方と剪定
・ウメ 剪定のコツ
・ウメ 咲かない理由は?
・ウメの木 実がなるまで
・ウメの木 実がならない理由は?
・ウメの木の消毒は?
・ウメ 挿し木の方法
 
>>梅の苗を各種見てみる
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