
スダチの花

スダチ、ユズと人気を分け合います
スダチ(すだち)は、家に実があると、
とっても重宝で育てやすいので、
家庭果樹の初心者のかたにもおすすめの人気果樹です。
柚子(ユズ・ゆず)に次いで耐寒性があり、
関東以北でも温暖な場所では露地栽培ができます。
大き目の鉢や狭いスペースでも育ちます。

実物は育てるのが楽しみです
■スダチの育て方
スダチは、苗を求めるか、挿し木をして育てます。
・植え付け時期
春3〜4月頃が植え付けに最も適しています。
6月中旬でも良いです。
秋冬は防寒して植え付けます。
・植え場所
北風の吹かない日当たりを好みます。。
鉢植えも、北風の吹かない場所で栽培します。
・用土
土は、排水性が良く通気性に富んだ土が適します。
果樹用の培養土やピートモス、バーミキュライト、
赤玉土、腐葉土などを、混合した土を使うとよく育ちます。
・植え付け
苗を植え付ける穴は、深く広めに掘り、
根を崩さないよう植え付けます。
・仕立て方
剪定時期は3〜4月です。
柑橘類は軽く剪定するようにします。
剪定し過ぎると光合成をしにくくなります。
・水やり
スダチの果実の生育期は水を適宜与え、
成熟期に近づいたら水やりを減らすと、
果実の味わい、香りが良くなります。
・植え替え
鉢植えなどで根が詰まってきたら、
5〜9月にひとまわり大きな鉢に植え替えます。
・防寒対策
スダチ(すだち)は、0℃以上あれば越冬できますが、
−3℃〜−2℃ぐらいになると、落果してしまいます。
1〜3月頃に求めたスダチの苗木は、
植え付け後も冬の寒さで徐々に落葉します。
葉がすべて落ちて丸坊主になっても、
株の力で、芽吹き育ちます。
その時期は水は控えめにし、
土が乾いたらたっぷり与えるようにします。
・肥料
肥料は、4〜11月中は油かすや緩効性肥料を1ヶ月に1回与えるか、
液体肥料を2週間に1回与えます。
・収穫
収穫時期は果実が緑色の8〜10月頃で、
10月下旬まで樹上に残すと黄色く色づきます。
・病害虫
アブラムシ、 ハダニやカイガラムシに注意します。
アゲハチョウなどの幼虫は、葉を丸坊主に食い荒らすので、
見つけたら、すぐに捕殺します。

焼き魚においしいです
■スダチの利用方法
フライや唐揚げ、焼き魚、お刺身、サラダにスダチを絞ってかけると、
さっぱりとした風味になります。
鍋物や肉料理の薬味に使ったり、
スダチをスライスして、日本酒、酎ハイに浮かべ香りを楽しんだり、
いろいろな使い道があります。
スダチをお風呂に入れると、
香りが良くお肌もすべすべします♪
■参考
・スダチとカボスの違いは?
・スダチ 料理に酒に活用
・育てやすい果樹は?
・ゆず(柚子)の育て方と利用方法
>>スダチの苗を各種見てみる