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下仁田ネギ、甘くておいしいです


ネギ(葱・ねぎ)の種類は、とっても多く、
味わいやおいしい調理の方法も、
それぞれ少しずつ違います。

アサツキやワケギは、
本来はネギではないのだそうで、びっくり!
主要なネギを分類してみました。

■青ネギ

九条太ネギ
九条ネギ(くじょうねぎ)は、
日本を代表する青ねぎ(葉ねぎ)の一種です。

難波に自生していたネギが原種と言われ、
のちに京都に伝わり品種改良が施され、
伝統的に生産され続けている京野菜のひとつです。

京都市南区九条地区が主産地であったのでこの名がつきました。
青い葉の部分が柔らかくておいしいです。

九条細ネギ
代表的な葉ネギで7〜8株に株別れします。
福岡県の万能ネギ、高知県のヤッコネギ、
山口県の鴨頭ネギ(コウトウネギ)が有名です。
九条細ネギは薬味ネギとして最高と言われています。

万能ネギ・小ネギ
小ネギ(こねぎ)とは、
青ネギ(葉ネギ)を若取りしたもので、
細ねぎ、万能ネギとも呼ばれます。

丈50cmくらいのネギが一般的です。
とくに関東以北ではアサツキ(浅葱)と、
混同されることが多いそうです。

谷田部ネギ
谷田部ネギ(やたべねぎ)とは、
福井県の小浜市谷田部地区に伝わるネギで、
柔らかく甘みが強く、
根の部分が釣鐘型に曲がっているのが特徴です。

小浜の名物、「鯖とネギのぬた」には谷田部ネギが欠かせません。

観音ネギ
観音ネギ(かんおんねぎ)とは、
広島市西区観音地区で栽培されているネギの一種です。

九条ネギの種を広島で品種改良をかさねて、
現在の観音ネギになりました。

普通の葉ネギより白色の部分がやや多く、
非常に柔らかく、特有の香りや風味が最高です。
すき焼きや、鍋物にぴったりです。
また、お好み焼きやネギ焼にしても美味で人気があります。

ワケネギ(わけねぎ) 
株分れ(分けつ)しながら成長する葉ネギです。
ワケネギ(わけねぎ、分け葱)とは、
ネギ(葉ねぎ)の一種で、京野菜の九条ネギに近く、
分げつの多い青ネギのことです。

よく混同されますが、ワケギ(分葱)とはまったく別のものです。

関東地方で生産が多く、東京都府中市、葛飾区、千葉県流山市などの西部、
埼玉県越谷市などの南東部で生産が多いです。


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ネギ畑


■白ネギ

千住ネギ
関東地方で最も一般的な根深ネギです。
埼玉県深谷市で栽培される深谷ネギ、
茨城県水戸市近郊でとれる茎が赤紫の赤ネギなどがあります。

関東では土壌が深く柔らかいので、
土寄せして白い部分を長く伸ばす育て方ができます。

下仁田ネギ
下仁田ネギ(しもにたねぎ)は、ネギの一種で、
群馬県下仁田町の特産品であることからこの名称があります。

加賀太ネギの一種で、茎が太くて柔らかく、
煮ると甘味があって美味。
すき焼きや鍋物に使います。

下仁田ネギ(しもにたねぎ)は、前橋、長野などで育てても、
下仁田産と同じ品質のものを作ることができなかったので、
下仁田以外では良い下仁田ネギ(しもにたねぎ)は、
できないとまで言われています。

ポロネギ(ポロねぎ)
日本には明治初期に渡来しましたが、
普及せず近年に需要が伸び、
現在人気上昇中の野菜と言われています。

英語ではリーキ、地中海沿岸原産の野菜です。リークとも。
意訳して西洋ネギ、ニラネギ、西洋ニラネギなどと呼ばれています。
また、フランス語名のpoireauより、ポロネギとも称されます。

一般のネギよりは太くて重く、下仁田ネギに似ています。
ネギと違い、葉は硬く平らです。
食用にするのは太くて短い白い部分で、
加熱すると、やわらかいのに煮崩れせず甘みが増します。

ブイヤベースに入れたり、スープ煮、クリーム煮、グラタン、
てんぷら、炒め物、肉料理の付け合わせやマリネにするとおいしいです。

ヨーロッパ産オセアニア産の輸入のポロネギがほとんどで、
日本での生産量は非常に少ないと言われています。


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アサツキ、花を観賞するのも楽しいです


■そのほか

アサツキ
ユリ科の球根性多年草で春に出回ります。
ネギより辛味、香りが柔らかく、ヌタに使います。

流通量が非常に少ないため、
関東地区などでは葉ネギを小さいうちにとり、
アサツキとして売っていることも多いです。

ワケギ
ネギと玉ネギの交雑種ですが、
関東以北ではほとんど流通していません。
関東での生産が多い青ネギのワケネギ(分け葱)を、
ワケギとして売っていることもあります。

>>長ネギの分かりやすい育て方はこちらです
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