育て方はやさしく、とっても美味しいのでお勧めです
ニンニクを常備していると、様々な料理に使えてとても便利です。
栽培期間は少し長いものの、育てるのはあまり難しくありません。
収穫したてのニンニクを丸揚げにしたもののおいしさには驚かれるでしょう!
簡単に育てられて、便利な野菜のニンニクを育ててみましょう。
■ニンニクの育て方
・栽培環境
日当たりのいい環境を好みます。
栽培期間は長いですが、栽培自体は難しくありません。
・土作り
植え付けをする2週間〜3週間前までには土作りをしておきます。
地植えの場合は、深さ30cmほど土を掘り返してよく耕します。
完熟堆肥と化成肥料、苦土石灰を、
土に加えてよく混ぜて穴に戻し、畝を作ります。
1u当たり、完熟堆肥は5握り〜6握り。
化成肥料は大さじ7杯〜8杯。
苦土石灰は100g程度加えるようにします。
畝は2条植えするなら幅60cmで作ります。
畝を作った後、黒マルチをかぶせておきましょう。
黒マルチを張ると、冬の間の地温が上がりやすくなり雑草防止にもなります。
さらに、肥料分が流れ出てしまうのを防ぐ効果もあります。
穴あきマルチを使う場合は、
条間が30cm株間が20cmくらいのものを選ぶようにしましょう。
大型プランターなら、ジャンボニンニクも育てられます
・植え付け
植え付けの適期は9月中旬〜11月です。
品種によって適期に違いがあるので、確認しておきます。
ニンニクは植え付けが遅れると生育にかなり影響します。
必ず植え付けの適期を守りましょう。
種球は1粒ずつに分けておきます。
小さいものや、傷んでいるものは、
生育不良になることが多いので、避けておきます。
黒マルチに状間30cm、株間20cmの間隔で穴をあけます。
植え穴をあけて、とがっている方を植えにして粒を据え、
土を2cm〜3cmくらいの厚さになるようにかぶせて軽く手で押さえます。
植え付けが終わったら、全体に水をたっぷり与えておきましょう。
・水やり
地植えにしている場合は、あまり神経質に水を与える必要はありません。
涼しくなる前、雨が降らない日が続いて、
土が乾いているようであれば、たっぷり与えます。
・追肥
最初に化成肥料を元肥として加えているので、
しばらくは追肥をする必要がありません。
1回目の追肥は、11月下旬頃に化成肥料を、
1uに大さじ3杯〜5杯与えます。
2回目の追肥は、年を越して2月頃に化成肥料を、
1uに大さじ3杯〜5杯与えます。
肥料を与える時は、植え付けをしたところではなく、
ところどころマルチを破り、株間に与えるようにします。
脇芽や花芽をつみます
・脇芽かき
植え付ける時には1粒ずつ植えますが、
実際に葉が伸びてくると、脇芽が出ることがあります。
脇芽をそのままにすると、肥料分が分散して、思うように肥りません。
脇芽が出てきたら、脇芽側の土を少し掘って、
残す方の芽を株元で押さえて抜けないようにして、
脇芽をはずして引き抜きます。
脇芽を抜いた後は、また土を元のように戻しておきましょう。
・花芽摘み
5月頃になると、花芽が伸びてきます。
この花芽をそのまま放置しておくと、
花に栄養をとられてしまい、地下の球が肥りません。
花芽が伸びてくる時期は、株ごとに微妙に違ってくるので、
時々見回って発見したら摘むようにしましょう。
・収穫
5月下旬〜7月になると、
だんだんと葉が黄色く変色して枯れてきます。
一度試しに1株収穫してみて、
球の底が平らな状態になっていれば収穫適期です。
晴れて土が乾いた状態の時に収穫しましょう。
収穫したら、ハサミなどで根を切っておきましょう。
乾燥させると保存がききます
・乾燥
収穫したニンニクは、そのまま調理に使うことももちろんできます。
乾燥させていない生ニンニクは甘みが強く、
収穫してすぐ食べられるのも、栽培する者の特権です。
ただし、乾燥させていないニンニクは水分が非常に多く、傷みやすいです。
保存させたい場合は、必ず乾燥しましょう。
収穫して根を切ったものを、3日〜5日ほど天日にあてて干します。
乾燥させたニンニクは、茎を20cm〜30cmほど残して丈夫を切り、
紐などで縛って風通しのいい日陰につるしておくと、
長期保存することができます。
■病害虫
春にアブラムシがつくことがあります。
まだアブラムシの数が少ないようであれば、
粘着テープなどで捕殺することを続けていると、
しだいにいなくなります。
■参考
・ジャンボニンニクの育て方、栽培方法
・無臭ニンニク(にんにく)の育て方、栽培方法
・ニンニク(にんにく)の種類
・ニンニクの保存方法1 冷蔵から醤油漬けまで
・ニンニクの保存方法2 オリーブオイル漬け
・ニンニクのプランター栽培
・ニンニク 肥料は?
>>ニンニクの種類と球根を見てみる
>>ニンニク栽培.com